老人のウソ 再 武田邦彦 産経新聞出版
生物は単性生殖から有性生殖になりました。環境の変化によって絶滅するのを防ぐために、厳しい環境になると、それを乗り切るために新しい性質を持った個体(子供)を作るようになったのです。「親子だけれど本当は似ていない」「兄弟だが仲が悪い」ということが起こります。それはごく当然で、有性生殖とは「できるだけ今の自分と違う子供を作る。 子供が複数なら兄弟姉妹ができるだけ違うように作る」というのがもともとの目的だからです。つまり、親子、兄弟姉妹は「性質が違うこと」がもともとの目的です。だから、生物としての人間で考えれば、自分と子供は違う、子供が複数いたら仲が悪いというのが基本です。実は似ているところはごく一部で、全体としては「違う人間」であり、そのために子供を作るということです。科学者が解く「老人のウソ」 [ 武田邦彦 ]価格:1,430円(税込、送料無料) (2025/6/26時点)楽天で購入