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(食欲の秋とも申します)
昨日、スーパーに行くと旨そうな新秋刀魚が・・・ つい最近までは解凍ものばかりで、捕れたてとなると1尾300~400円くらいして、 わざわざ旬でもないのに食おうと言う気にはならなかった。 今はまさに旬の走り。 脂が乗って背中がモッコリしたやつが、1尾98円で売られている。 (なんか、生活感が漂ってる?) 早速購入してきた。 シーズン最初の秋刀魚ちゃんなので、炭火で焼いてやりたいところだったが、 外は雨。 電気ロースターで我慢することにした。 ああ、それでも、ふっくらしていて旨い。 私は大人になるまで、秋刀魚を焼くときは『内臓を取らない』と言うことを知らなかった。 いつだかの深夜、テレビで演劇を見ていたら、伊藤博文役の佐藤B作が、 「あー悔しい。そうだ!あいつの晩御飯には、秋刀魚を塩焼きにして出してやりなさい。 内蔵を取ってね! 内臓を取って焼くとねぇ、ぱさぱさになってちっとも旨くないのだよ。」と、 こんな台詞を悔しそうにわめいていた。 ぎゃふんと言わされた相手への、天下の『伊藤博文』の仕返しなわけだから、 生半可なことであるはずがない。 ハラワタを取って焼くと言うことには、そんなに大きな意味があるというのか! と、まさに文明開化の思いがした。 その話を見て以来、 「秋刀魚は内臓取らないで焼かなくっちゃ!旨くもなんともなくなっちまうよ。」 などと、訳知り顔で人に語ったもんだ。 でも、そこで問題。 その秋刀魚のハラワタひょっとしたら食べるの? 一度食べてみた。 でも、身がちょうどいい焼け具合だとはらわたはべちゃっとしていて、 食えたもんじゃないし、だからといって、それ以上焼くと身がぱさぱさになる。 結局、粋がってハラワタまで食うのは止めにした。 (カワハギのなら喜んで食べる。おっとこれは肝か) たぶん、それで正解ではなかろうか。 (食い物に正解もくそもないのだろうけど) ちなみに一度ハラを取って焼いてみてもやっぱり旨かった。 私の舌にかかっては、『何でも旨いと言うことになってしまう』ということなのか? ああ、美食いらずの幸せな舌だこと!(微妙な味がわからないだけ?) でも、旨けりゃいいのさ! ちなみに、サザエのつぼ焼きを食べるときも、ハラをどこまで食うか悩むところだ。 でも、いろんな人とつぼ焼き食ってみても、どうもハラが無性に好きで、 残らず食べると言う人は少ないみたい。 (アワビなら喜んで食べる。おっとこれも肝か) 粋がって全部食うのはやめた。 サザエのつぼ焼きは、海を見ながらのシチュエーションで食べるのが好きなのだから、 変なところで粋がることもないだろう。 そもそも、粋がるの『粋』の基準も思い込みのような気もするし。 粋がっているつもりでも、とんだ思い込みと言うのは沢山ある。 思い込みと言えば、友達で、はじめて食べる『冷麺』の麺のあまりの固さに、 「これは噛まずに飲み込むにちがいない」と思いこんだやつがいて、 苦しそうな顔をしているから、どうしたのと聞いたら、 「麺がなかなか飲み込めないんだよぉ」と泣きそうになっていたやつがいたっけ。 ところで、焼き魚と言えば絶対『日本酒』といいたいところだが、 今、旨い酒を切らしている。 料理酒に使っている激安日本酒はどうも飲む気にならないし。(飲まず嫌いかも) 球磨焼酎なら旨いのがあるのだけど。 結局、発泡酒になってしまった。 (仕事あるんだから、酔っ払ってる場合じゃなかったのだ!) 今日、スーパーに行くと旨そうな豚バラブロックが・・・ ああっ、豚の角煮(お酢煮さっぱり風味)なんかいそいそと作っちまった。 旨いんだなぁ、これも。 お酒もご飯もすすむ君。 天高く『馬』肥ゆる秋 私は午年うまれ。 しかも丙午。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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