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仕事の大イベントを終え、深夜帰宅。疲れきった体で、京都行きの準備が何一つ出来ないまま眠ってしまう。
朝、目覚めてからバックパックがいっぱいになるほどの荷物をいれ、いざ出発。順調だと思っていたら、三鷹で車両故障が起こり中央線動かず。。回り道、迷い道しながら大分時間が経ってしまい、新幹線出発1分前になんとか乗り込む。なんだか、珍道中になりそうな予感。 正午京都着。まずは、駅ビル内の京都観光案内所にて情報収集。旅の予定なんてたてる時間もなかったし、一人旅。気ままに動こうと思っていた。さて、まずは地図を開く。 どこに行こうかな~なんて思っていると、おじいさんが「どこいくんや~?」とバスや電車の 路線地図をくれる。京都の事を、いろいろと教えてくれて、バスに乗り込むまで「きいつけてなあ~、楽しんできいや~」と見送ってくれる。ありがとう、おじいさん。 旅の始まり、とても良いスタート。 さて、まずは夜遅く帰宅しても良いように、宿泊場所を確認。自分の心配性を実感する。五条通り沿い、清水にほど近い場所。。あった!町屋に古い木の看板。玄関前の大きな観葉植物。1階「gojo cafe」 2階「gojo guest house」窓際で外人が本を読むのが見える。そんな風景を見て、楽しい予感がしないわけがない。私だけ? その後は、清水→南禅寺と周りながら、その他京都路地裏をあっちへこっちへ探検する。有名所には、人があふれていたので(実際、清水の舞台は大勢の修学旅行生でろくに見えず。。)なるべく避けて、普段の京都を感じられるような道へ。狭い路地を覗くと、町屋が立ち並び、そこで子どもが遊び、老人が座りながら話しをしている。良いなあ、好きだなこの風景。 夜になり、お腹がすいてきたので、自然派レストランの特集本「おいしいごはんの店」から マチャプチャレ(ネパールの山の名)という店へ。この辺だなあ~なんて思い歩いていたら、 天然工房のそぼく~なパンが並ぶ自然食品店発見。興味津々へ店内へ入ると、見るからに個性的なご主人が。品を手に取るたび説明がついてくる。ちょっと笑ってしまいそうになったので 「この辺に、マチャプチャレというご飯屋さん、あります?」と聞くと「あ~それはねえ、僕の奥さんがやっている所」と。あら、まあ。そんな始まりから、いろいろな話をしたり聞いたりして 2時間程。食、ネパール(ご夫妻共ネパールで長年ボランティアをしている) 人生、JAZZについてetc..興味深い話を、たくさんしてもらいよく笑った。 ご主人が「お腹すいたよなあ、すまんな引き止めて」と。忘れていました、お腹がすいていた こと。 もちろん、その後訪れたご飯屋は、最高だった。木の香りがする店内、アーティストが書いた絵、JAZZ,縁側の緑、井戸水の音、ネパールからの留学生が作ってくれたナンとカレー。 何より、3度の癌を乗り越えて生き生きと働く、明るい笑顔を見せてくれた奥さんから、とても元気を頂いた。ご夫妻は、数年後にはネパール移住を計画しているとの事。 再び訪れる事を約束し、お別れをする。出会いに、感謝。 あっという間に時間が経ち、22時頃宿着。簡単に宿の説明を受け、ギシギシ音のなりそうな床を歩き相部屋へ。相部屋に入る時は、毎度毎度ウキウキ、ドキドキするものだ。 予想通り、日本人は一人も居ない。その日はスペイン、ロシア、カナダ、中国から。皆20~30代、バックパックを担ぎ世界を旅している。すぐに話かけてくれた、スペイン人のアレックス。 日本語が少し話せたこと、彼女もカヤックをしている事、そんな事をきっかけに仲良くなり、お互いの事、いろいろと話をする。英語辞典持って来れば良かった、なんて少し後悔したけれど、 怖がる事はせず、二人で日本語、英語講座を開催。アレックスから、スペインの写真が載った葉書にメッセージと連絡先を書いたものをもらった。 私は、、路地裏の店で購入した、可愛いお地蔵の書かれた一輪挿しを手渡した(笑) 喜んでいたけれど、本当に嬉しかったかな。。ちょっと不安。 そんなこんなで、お互いに良い旅を、と声をかけあい就寝。 こころ、あらわれた日。 私の顔は一輪挿しに書いてあった、お地蔵さんみたいになっていたかもしれないな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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