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深夜12時過ぎの地下鉄のホーム。
懐かしの伏見駅。 "私は何十回、この時間のこのホームに立ったことがあるだろう?" いや、正確に言うと以前とは反対側のホームだ。 10数年前、私はその伏見の近くのオフィスで働き、毎晩のように飲んでは帰っていた。 同じようにお酒が入っていた昨日、周りの終電を待つサラリーマンを眺めては、"自分の生活は変わったな~"と思った。 毎朝地下鉄でみかけるお兄さんがいた。 自分が高校生の頃だったのか、働き始めた頃なのか、思い出せない。 何年も何年もたって自分の環境がいろんな変遷をしていったある日、どうやら私はその頃と同じ時間帯の地下鉄に乗ったらしい。 その間が5年だったのか10年だったのか、思い出せないけれど、お兄さんは相変わらず同じ地下鉄に乗っていた。 "すごいなー" 感動した。 昨夜ふとそのことを思い出した。 私があの頃から十数年、同じ会社にずっと勤務し、同じように伏見で終電を待つという選択肢は、あったのだろうか? ない。 どう考えても。 いろんな時代の自分が今の自分を作っている。 未来の自分は今の自分が作っている。 そんなことを感じた日。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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