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カテゴリ:神社仏閣・御朱印
名古屋市昭和区石仏町
白山社の西隣に隣接する曹洞宗「善昌寺」は神仏習合の名残りを留める 南に山門と観音堂を構えた、重厚で趣のある外観、堀もなく開放的なお寺です 山門右の観音堂とその右にある地蔵尊が真っ先に目に入る 御器所神社HPで石仏について以下のように記されています この地に一大石仏があった為、村名がついたと伝えられています 現在、この石仏を見る事は出来ませんがそれに縁のある昔語りが現在も伝えられています、とある 昔話とは「名古屋城築城時に石を運ぶ際、そのままではあまりに大きすぎたので石工に命じ割る事となったそうでが、割ろうとした石工はにわかに目が見えなくなってしまったそうです 祟りを恐れた人々はその石で地蔵尊をつくりお祀りしたという、そのとたん石工の目は見えるようになったと伝えられ、地蔵尊はそれ以来、善昌寺で大切に安置されているとの事です」 観音堂向拝を支える向拝柱には「円空仏薬師如来」の表札が掲げられている こちらの観音堂には千手観音と円空作と云われる薬師如来像が祀られています 山門左の瓦葺の切妻屋根の三十三観音堂、開け放たれた堂内には弥勒菩薩、千手観音、馬頭観音などの石仏が祀られています、どれも親近感を感じる素朴な表情のものです 瓦葺の小さいながら落ち着いた重厚な趣の善昌寺山門 山門から境内の眺め 木目の美しい山号表札ですが、達筆すぎて山号が読めません・・・・・慈雲山? 境内山門脇の小さなお堂 更に先の堂の前にも文久、享保など古い元号の刻まれた古い石仏が並びます、周辺からこちらに纏められたものでしょうか 町名の由来となった地蔵尊は拝観する事は出来ないようですが、境内で見かける多くの石仏が地名の由来を語っているようです 善昌寺本堂 境内右側に寺務所、庫裏などにつながります 本堂正面、寄棟の屋根は緩やかな傾斜が印象的でどっしりと落ち着いた外観 善昌寺は御器所にある龍興寺の末寺で、江戸時代の初め、1608年(慶長13)に御器所を支配した服部善昌の子が出家して建立したと云われ、善昌寺という寺号はこれにちなむようです 本堂前から境内全景、観音堂の後ろが白山社 地名の由来となる石仏の祀られる善昌寺、多くの石仏と出逢える寺でした 2018/12/06 善昌寺 宗派 / 曹洞宗 本尊 / 薬師如来 創建 / 1608年(慶長13) 住所 / 名古屋市昭和区石仏町1丁目80-2 アクセス / 市営地下鉄鶴舞線「御器所」下車、南へ徒歩10分程 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.01.03 14:16:24
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