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カテゴリ:古墳
高御堂古墳
貴船神社境内から出土した神領銅鐸、その銅鐸を貴船神社に変わり保管するという瑞雲寺から北に徒歩2~3分のところに高御堂公園があります。 公園北側にこんもり盛り上がって木々が生い茂る一画があります。 緑を残し自然と親しめるいい公園だね、と思っていた。 公園北側の歩道沿いのフェンスの先に「高御堂古墳」の石標を見付けた。 このこんもりは古墳のようです。 銅鐸ついでにひと回りしてみました。 公園西側まで来ると春日井市教育委員会の「高御堂古墳」の解説板があった。 それによれば春日井市唯一の前方後円墳だそうな。 その年代は古墳時代(300~700年)に作られ、詳細な年代までは特定できていないようです。 発掘調査から古墳の長さは63㍍で後方の幅が38㍍、高さが約7㍍、前方が幅29㍍高さ約5㍍だったようで、現在の姿は復元されたものらしい。 後方部は3段、前方部は2段の平坦部分があり、そこ壺型の埴輪が置かれていたとされます。 埋葬者や埋葬品は調査されていないので分からないようです。 このこんもりは川砂と粘土で盛り上げられ、墳丘斜面に川原石(当然ながら庄内川だろう)を使い葺石として敷き詰めたようで、古墳周囲は溝に囲われていたようです。 解説板あたりから見渡すと奥に向け高くなり、前方後円墳の形状がイメージできます。 石槨内部は発掘調査がされていないけれど、鏡や玉が埋葬されていると考察されるそうです。 過去を紐解く事業は景気に影響しない、大盤振る舞いの予算もこうした方向にはつかないのだろう。 後方(東側)に回り込むと周溝の面影を強く留めています。 町名の堀ノ内由来もこうしたところから来ているかもしれません。 気になったのが周辺の「まむしにちゅうい」の看板です。 これを見てしまうと迂闊に近づく気にはなれなくなる、無口な🐍も同じ気持ちだろう。 公園内にこの看板、自然が残っているという事ですが、鉄砲玉の子供達から目を離せないかもしれない。 高御堂古墳 築造時期 / 古墳時代(300~700年) 古墳形式 / 前方後円墳 住所 / 春日井市堀ノ内町5-11-1(高御堂公園内) 関連記事 / 瑞雲寺、神明神社、貴船神社、三明神社 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.10.19 08:37:06
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