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テーマ:日本酒は美味い!(301)
カテゴリ:酒
12月27日
バスツアーで湖東のワイナリーと彦根周辺の酒蔵を巡り試飲する、ただそれだけのツアーに参加してきました。 ほぼ酒を飲み、気に入った酒の買い出しツアー。 名古屋発の同じツアーがありましたが、それぞれ昼食内容が違い、湯豆腐が食べられる小牧駅集合のツアーに参加。 小牧駅7:00集合。 名古屋からだと結構朝が早い。 ツアースケジュールは上の内容。 何処にも寄らず、唯々酒蔵を巡り飲む、飲みたい人だけ参加する分かりやすいツアー。 今回、当日が最後となる支援を利用し、夫婦二人で9,000円程の出費。 それに二人で6,000円分(酒の購入で消えるのだが…)のクーポンが付くので実質一人1,500円。 酒蔵には行きたいが、個人では絶対に行けないツアー。 最初の目的地は栗東ワイナリー。 名神栗東ICから約20分。県道上砥山上鈎線を信楽方面、北の山交差点右折。県道栗東信楽線 山入交差点を右折、県道石部草津線を草津方面へ。美之郷交差点を左折 所在地は滋賀県栗東市荒張字浅柄野1507-1 葡萄は青い小粒の形が出来ていて順調に育っていました。 琵琶湖ワイナリーは、地主より譲り受けた山林を拓き開墾を行ったのが始まりです。 葡萄栽培に適した土壌づくりのため、葡萄畑の荒地を開墾し、表土と底地を取り替える天地返しの大工事の末に葡萄栽培に適した土壌を作り上げたという事です。 昭和34年に果実酒の製造免許を受け、ワイン造りが始まったそうです。 ショップ外観。 ガラス張りの内部から眼下に広がる葡萄畑は、この時期実も葉もありませんが、海外の田舎に来た趣があります。 工場見学もあり、ワイン造りの行程を丁寧に説明して頂けました。 上は収穫したブドウを、房の状態から粒と房の芯に分離する機会の内部。 分離、搾汁、移送は機械化され、品種に応じタンクに遷され、そこから手作業による熟成管理で育てられています。 有機栽培の葡萄は収穫、搾汁、醗酵、熟成、貯蔵、瓶詰めの全行程を自社で一貫して行い製品化しています。 オーク樽。 熟成室には多くの樽が眠り、それと共に少しずつ仕込んだワインは減っていきます。 所謂「天使のわけまえ」というやつですが、定期的に実測により保管量を測定し税務署に申告し直すようです。 こうした事は日本酒も同様で、酒造者と税務署は密接な関係にあります。 見学後はずらり並んだ製品から好きなだけ試飲する事ができました。 試飲に含まれていないものもリクエストした所わざわざ試飲させて頂けました。 その中で上の浅柄野ブランドの「レッドミルレンニューム白ワイン」の印象が良かった。 微炭酸で僅かに濁りを持った白ワイン、香りもフルーティーで美味しかった。 納得するまで飲ませてくれ、摘みがあればここは天国です。 栗東ワイナリーから彦根方向へ向かう道すがらの道の駅アグリの郷栗東で買い物休憩。 ここはクーポンが利用可能でした、地元の赤こんにゃく、丁字麩を期待していたが残念ながら赤こんにゃくのみ、次の目的地彦根に期待。 道の駅として小規模な方で、地元の特産品の品揃えは多くはなかった、ここは目の前を新幹線が走り抜け、ドクターイエローを待つ写真愛好家の中でも知られる場所という。 バスはここから再び高速に乗り、約小一時間程の彦根市街を目指し昼食を摂る。 彦根では昼食時間は1時間。 夢京橋キャッスルロード周辺の散策時間は食事時間に左右される。 ひこね食賓館四番町ダイニング2Fの個室ダイニング赤鬼で湯豆腐の昼食。 バスツアーの昼食としては上品な方だと思う。 既にワインでほろ酔い、御飯は完食できなかったが温かい湯豆腐はありがたい、そして冷たいビール。 飲んだくれツアーなのでこれでいい。 バスの車内も飲食制限は撤廃、但し騒がない、大声は出さないマナーは求められる。 個室ダイニング赤鬼 滋賀県彦根市本町1-7-34 ゆっくり昼食を摂り過ぎ、散策時間はさほど取れず、周辺にある寺町を少し眺める程度。 上は祥壽院大信寺の山門。 1603年(慶長8年)創建、開基は井伊直政とされ、彦根藩第2代・井伊直孝の歯骨を祀る御廟がある。 下は聖聚院来迎寺の山門。 慶長8年(1605)宗誉来極の開基とされ、木造阿弥陀如来坐像は建久7年(1196)造立のもので彦根市内の本尊仏の中では最古とされる。 ささっと寺を拝観しキャッスルロードを後にして食後の酒蔵巡りへ。創業安政元年の老舗、岡村本家。 何度か飲む機会があり自分の中では気に入っていった銘柄。 一度酒蔵を訪れたかっただけに、今回の酔いどれバスツアーに魅かれた。 こちらの搾りの行程は機械で圧縮して絞り出すものではなく、1枚ずつ袋に入れて搾る「木艚袋搾り」で搾る製法を用い、効率も悪く手間もかかるが譲れないとして受け継がれている。 岡村本家食後の試飲、こちらのラベルには数値が書かれていてその数値が精米度を表しています。 低ければ低いほど磨かれているという証、個人の好みにもよりますが、精米度が高ければ美味しいとは限らないのが日本酒。 こちらでは写真のしぼりたてと背番号40を買い求める。 滋賀県犬上郡豊郷町吉田100番地 次はここから10分程の藤居本家に向かいます。 「旭日」「琵琶の舞」「杜氏の舞」の銘柄で知られ趣のある蔵はTVのロケでも使われたといいます。 店舗と蔵は少し離れていますが、どちらも見事な欅の柱を用いた老舗らしい風格ある建物。 酒蔵入口。 蔵内部、こちらでロケが行われたとか。 薄暗い内部に灯るやさしい明るさの白熱電球は酒が眠るのに相応しい。 見学を終え、店舗で試飲。 いくらでも飲んでください、但し飲み残しは絶対にやめて欲しいとの事、丹精込めて育てた製品に対する作り手のプライドを感じる。 どれも美味しいものばかり、結局こちらでも大量買い。 落ち着いた雰囲気の蔵の中には「かくれ蔵 藤居」もあり、酒を味わい飲食も出来る。 ここは宿も近くにあるようだし、蔵開きには電車で訪れたい。 藤居本家 大隴神社。 酒蔵の西隣りに鎮座する伊邪那美命、建速須佐之男命、大山咋命、大物主命をお祀りする神社。 古くは白山権現と称したそうで、創祀の年代は明らかでないが、往古は大きな伽藍を誇っていたようです。 大隴神社 滋賀県愛知郡愛荘町長野1170 冬の夕陽が鳥居から差し込み始めました。 各自お気に入りの酒を買い求め、バスの車内には酒瓶が何本あるのだろう。 今日一日、参加したツアー客は十分美味しいお酒を味わえたことだろう。 気分も上々、あとは寝て帰るばっかりだ。 気が付けば、小牧駅到着、交通渋滞もなく予定の19時に戻ってくることが出来た。 これから重いリュックを背負い家路に着く。 飲んだくれツアー、普段できない体験なので面白いイベントでした。 これが今年最後のお出かけかぁ、一年過ぎるのは本当に早い。 土壌も出来ていない一億総労働社会でしたか? 体が動く間に適当に楽しまず何時楽しむ? 今回の走行ルート お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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