|
カテゴリ:神社仏閣・御朱印
波岩(ハイワ)神社。
波岩神社へは、前回掲載した勘八稲荷大明神から、枝下用水沿いに5分程上流の越戸発電所の東側に向かいます。 ![]() 鎮座地は赤枠の位置になり、越戸発電所の東側の発電用取水口付近に鎮座します。 波岩神社から徒歩5分程で社頭に至ります。 波岩神社の詳細について以下に目を通しました。 大正15年(1926)出版の西加茂郡誌、昭和46年(1968)猿投町誌に目を通してみましたが、波岩神社の記述は見つけられませんでした。 地図上からも鳥居の記はみられず詳細は不明です。 ![]() 越戸発電所全景。 左のフェンスが枝下用水で、矢作川から取り込んだ発電用取水口から分流し灌漑用に導いています。 ![]() 施設後方右手の森が波岩神社の社叢になります。 ここから導水路の橋を渡った右側が社頭になります。 ![]() 橋から取水口の眺め。 枝下用水はここから分流され、下流の田畑を潤しています。 昔は矢作川上流の枝下から取水していましたが、水力発電施設完成後の枝下用水はここが源流となります。 ![]() 波岩神社社頭正面全景。 社地後方には杜若高校があり、神社は発電施設と学校の施設に挟まれるように、小さな杜の中に祀られています。 社頭には石の明神鳥居と左に手水鉢がありますが社標は見られなかった。 ![]() 寄進年は未確認ですが、特徴のある手水鉢。 冒頭詳細は不明と書きましたが、ただ、境内の鳥居、常夜灯の寄進年が昭和8年(1933)11月となっていました。 ここからは推測になりますが、昭和8年は、地元実業家前田氏により前田公園が整備された年で、寄進者名は確認していませんが、恐らく公園整備に伴い創建されたか、越戸ダム・発電所の運転が昭和4年(1929)なので、この施設の建設・運用に伴い祀られたものかもしれません。 或いは、波岩の地名を冠するだけに、前田公園から平戸橋にかけての地域の鎮守の可能性もあるかもしれませんが、寄進物に昭和以前のものが見当たらずその可能性は低いのかな。 ![]() 鳥居扁額は「波岩神社」 ![]() 鳥居の先の本殿。 ![]() 外から見た社叢は鬱蒼として暗い印象を持ちましたが、程よく伐採され以外に陽光が入る明るい境内です。 ![]() 本殿は見世棚造で鰹木4本の外削ぎの置き千木が付くもので、これをもって祭神が男神・女神かを問う人はいないと思います。 時代はジェンダーレスです。 ![]() 境内から社頭の眺め、道路の先は発電所敷地のため、周囲はこうしたフェンスに囲まれています。 ![]() 波岩神社社頭全景。 由緒がなく、詳細が分からない神社ですが、境内は定期的に手入れされているようです。 帰り道はフェンス沿いに発電所をひと回りすれば、枝下用水に続きます。 波岩神社 創建 / 不明 祭神 / 不明 境内社 / ・・・ 祭礼 / 不明 所在地 / 豊田市平戸橋町波岩
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.11.22 00:00:22
コメント(0) | コメントを書く
[神社仏閣・御朱印] カテゴリの最新記事
|