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テーマ:★キャンプの話★(577)
カテゴリ:道の駅・キャンプ場・宿
11月28日から30日にかけて静岡県富士宮市のふもとっぱらキャンプ場へ行ってきました。
今年は冨士の初冠雪が遅れ、雪を纏うのを待っていたらこんな時期になってしまいました。 名古屋を6:00に出て、新名神で目的地までは約2時間半、途中で朝食を食べた事もあって、現地到着は10時を回ったころになっていました。 Fサイト付近のフィールドと富士の眺め。 受付ゲートで、2泊三日分の料金8000円を支払い、広いキャンプ場に車を乗り入れる。 上がキャンプ場マップ、金山テラスから真っすぐに伸びる車道の両サイドが人気エリアなのか、テントが集中している様に見られます。 隣のテント内の人の動きが分かるような距離感は避けたかったので、場内をひと回りしてポジションを物色。。 かみさんには悪いけれど、陣取ったのは赤丸あたり。 トイレから遠く、水場も少し離れていますが、FからGサイトはガラガラでした。 ペグも入りそうですし、万が一の降雨でも水溜りは出来そうもない場所でした。 ふもとっぱら利用ルール。 マナーについて三日間滞在して感じた事。 ・比較的マナーは良く大騒ぎするグループは少なかった。 ・サイト付近を通過する車両で最徐行しない車が多く砂煙を立てられる。 (場所探しで走行する車にその傾向が強い) ・テントサイトの直前まで、長いリードを伸ばし手ぶらで御犬様を散歩させる飼い主がおり、サイトの前で小便させる光景を目にすると、草原で大の字になろうなんて気は失せる。 ・得体のしれないビニール袋が飛んでくる。 ・抜き忘れのペグがあった。闇雲に車を草原に乗り入れるのも怖くなった。 ふもとっぱらを訪れるにあたり、今回持ってきたのはスクリーンタープのみです。 ふもとっぱらは、竜巻のような突風が吹き抜けます。 設営時間帯には最大風速7メートルを記録し、ペグダウンを終えるまで妻がタープを抑えてくれて助かりましたが、気を抜くと一瞬で吹き飛ばされます。 事実、二日目の夕方には、中央トイレからGサイト付近までつむじ風が砂煙をたて吹き抜けていき、ペグダウンの甘いテントやタープが潰され、備品が飛ばされていく光景を目撃しました。 それらが薪ストーブを焚いたテントやタープに当たろうもんなら…。 他人ごとではないので、メインポールやフライシートにロープを追加してペグダウンしました。 ふもとっぱらの標高は約870メートルで、この時期は冷え込みます。 そのため、薪ストーブを焚いたテントが多く見られます。 二日間車中泊の我が家は、二列目・三列目のシートをフルフラットにしてマットを広げ、その上に電気敷毛布を敷いて快適に眠ることができました。 スクリーンタープ内では、キャンプ用の七輪に練炭を使って暖を取りましたが、火の粉も飛ばずに朝夕快適に過ごせました。 外では焚火台を使用して暖を取りましたが、風が吹き抜けるふもとっぱらでは焚火台に風除けが必須です。 また、直火禁止なので焚火シートも必須で突風対策にペグを打つといいかもしれません。 写真は設営を終え、車内を就寝モードにしているときの画像。 風が吹かなければ、外に椅子を並べ、雪を被った富士の眺めを思う存分堪能できます。 初日の昼食は金山テラスで富士宮焼きそばを食べる計画でしたが、残念ながら売り切れてしまいました。 その代わりに、鱒わさびタルタルバーガーと豚鹿豚鹿バーガーで済ませました。 ふもとっぱらの売店では鹿肉やその他の食材も手に入るので、現地に来てから夕食のメニューを変更するのも容易です。 暖かい金山テラスからは、右手に「ふもとタラ」、そして正面には富士山の眺めが広がります。 まずは無事に到着、サイトの設営も終えて冷たいビールで乾杯。 「ふもとタラ」では飲食も可能で、ここで販売される暖かいおでんで晩酌を楽しみにしていましたが、残念ながら叶いませんでした。 「ふもとタラ」の前に小さな池がありますが、無風の時の水面には富士が映り込み、時期が合えはダイヤモンド富士の写真が撮れる映えスポットです。 食後の腹ごなしで場内をひとまわり。 冬も目前となり、紅葉を期待していましたが場内・周囲に赤く染まる樹々は少なく、冨士の彩りには少しものたりないかな。 冨士山トイレ付近のモニュメント。 このあたりのサイトは空いていますが、ペグが入らない場所が多そうで、雨天はドロドロになりそうな印象です。 サイトに戻り、タープ内から眺める富士の姿。 金山温泉から帰り道、ふもとタラ前の小池に写り込む夕暮れの富士。 陽が陰るのは早い、そして気温もぐんぐん下がっていきます。 サイトに戻り晩御飯の準備をしないと。 晩御飯は手間いらずで暖かい鍋、味変や〆もでき、洗い物も少ないこれに限る、あとは酒と漬物があればOK。 洗い場のある草原中央トイレから眺める冨士。 山々が鬩ぎ合う南アルプスや北アルプスの山々の険しさと比べ、単独でそびえ立つ富士山の美しさと力強さは他に類を見ないものです。 自然が作り出した壮大さやエネルギーにはいつも驚かされます。 夜のサイトと富士。 平日の初日はテントの明りもポツポツ、涸沢のようになるものだと思っていました。 二日目の6:30。 吐く息は白くなり、空は赤く染まり始めます。 この時の車とタープ内の様子。 すべてが凍結。 ここまで冷え込むと車のバッテリーが心配になってる。 草原も凍結。 二日目は朝食を済ませた後、キャンプ場から徒歩1時間ほどで、4キロ先の道の駅朝霧公園まで散策を兼ねて酒の買い出しに行きました。 写真はキャンプ場の東を走る国道139号線沿いで見かけたバス停です。 一日3本しかバスが走っていないようです。 道の駅朝霧公園付近の色付いたモミジと富士。 道の駅に隣接する富士正酒造。 外観は現代的な趣ですが、慶応2年(1866)佐野酒造場として富士宮市上野で創業、平成23年(2011)ここ朝霧へ移転してきた酒蔵で、昨晩キャンプ場で買った酒の醸造元。 ここに来れば他の酒も手に入るだろうと思い訪れました。蔵の見学も受け入れており、この蔵の隣に直売所があるので、そこで今夜の酒を購入しました。 富士正酒造 所在地 / 静岡県富士宮市根原450-1 道の駅朝霧公園で見かけた看板。 赤丸が道の駅の位置で、火山ハザードエリアのぎりぎりに位置しているようです 富士の裾野はどの方向からも噴火する可能性があり、人が定めたハザードエリアの線が自然の力に対してどれほど有効かは不明です。 子供の頃には休火山とされていた富士も、現在では活火山と定義されています。 道の駅では、昨日食べ損ねた富士宮焼きそばを食べられると思っていましたが、ここでも食べられませんでした。代わりに、お土産用の富士宮焼きそばを買ってサイトで作ることにしました。道の駅では他にも原木シイタケやデザートを買い求め、サイトに戻ります。 写真は国道139号線から見たふもとっぱらキャンプ場の眺めです。山の麓に広がる一面に多くのテントが張られているのが分かります。 キャンプ場から道の駅朝霧公園・富士正酒造 徒歩ルート / 片道 距離:約4.2㌖、移動時間:約1時間 散策中は風もなく暑いくらいでしたが、サイトに戻るとタープメインポールの1本を支えていたペグが2本共とも飛ばされ、形が変形していました・・・どんだけの風が吹いたのか。 しかし、抜けたのには心当たりもある、地中の岩で打ち切れなかったあの2本だった、手を抜くと結果はすぐに表れる。 今夜も鍋と道の駅で手に入れた燻製、酒は特別純米富士正。 前夜に比べ少しずつテントの明りも増えてきた。 最終日の6:30の富士。 7:06日の出。 朝食は外で富士を眺めながら頂く。 陽の温もりは有難いものです。 この日の朝もこんな感じ。 タープの中の水分を含んだものは凍結し、タープの生地もパキンパキン。 それらが陽の出と共に一斉に融けはじめてきます。 陽でしっかり乾燥させながら、のんびりと撤収準備に入ります。 お昼は金山テラスの鹿肉のトルティーヤで済ませ、14時までにチェックアウトしました。 時間帯次第ですが、名古屋からふもとっぱらを訪れると、行きも帰りも朝陽や夕陽に向かって走るので高速では視界がなくなり怖い思いをします。 どこにも寄らずに陽が高いうちに高速に乗りました。 ふもとっぱらを訪れた感想。 ・富士を眺めて一日のんびりするには最高。 ・お風呂もあり、売店も充実しており、施設も綺麗に維持されていました。 ・わナンバーで訪れた一部の大陸の方のマナーの悪さにはうんざりした。 季節に関係なく必須だと感じたもの ・予備を含め長めペグとロープ。 ・焚火台風除け 気になる事。 初日の午後に訪れたカップル。 強風下で何度もトライしていたが、タープもテントも張れず、大量の薪とともに立ち去って行ったが無事に張れたのだろうか。 ふもとっぱらキャンプ場 公式サイト 所在地 / 静岡県富士宮市麓156 名古屋インターから新東名で約3時間、距離220㌖ 滞在日 / 2024/11/28~30 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.12.05 16:34:49
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