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カテゴリ:おやじ日記
師走に入り、普段にもまして不審な電話が固定電話に入ってきます。
以前より「屋根の修理」「下水の清掃」「宝飾品の買い取り」etc、etc…… 今の世の中、まっとうに働かず、人から騙し取ろうとすることを生業にする者の多い事。 普段からこうした電話は、かみさんは受話器を一切取らない。 それが正解です。 対して自分は、敢えてホイホイと電話を取り、相手と話がしたくなる。 以前から警察#9110に相談し「協力するから逮捕しないか」と持ち掛けていますが、マンパワーが足りない現場の実情を伝えられているので、「家に伺う」「現金・キャッシュカードを預かりに来る」そんな時には110番し、所謂引っかかったふり作戦に積極的に協力するのが自分の方針。 今回のことのはじまりは数か月前、肉声で「総務省〇✖課の〇✖と名乗る」人物から「9月に通知を出したが支払われないので、この電話番号は使用できなくなる」との内容だった。 この時は「そりゃあ大変だね、お手数をかけますね、もう一度所属部署とお名前、電話番号教えてくれる?」と返すと、相手は「エッ?」と一言発し、「死ね!」言い残し一方的に電話を切った。 それ以降、最近は自動音声で総務省をかたる 「お使いの電話は、あと2時間で使えなくなる、オペレーターに繋ぐには1番を押してください」 の電話がかかってきており、自動音声はからかう事も出来ず、すぐに切っていた。 こうした事で被害に遭う事例が多く警察に事実を報告したところ、最近そうした通報が多いので「絶対に音声電話に従わないように」とのことで、頑張って逮捕に繋げてくださいと激励し会話は終了。 それから数時間後、警察(末尾に110番が入ります)から電話があり、その内容は以下のようなものでした。 ・着信時に「録音する旨の警告アナウンス」を自動再生し、録音する機器と海外からの電話を受信拒否する設定を無料で出来るので付けますかとの内容。 この話は定期的に自治体で無償配布・取付を進めており、募集件数を定め先着順で設置しているそうです。 偶然締め切った後に一組残ったので声がかかったようです。 断る必要もなく、これで少しは怪しい電話が減る事を期待し、設置してもらいました。 下の写真がその機器になります。 当日は警察の生活安全部の二名の私服警官の方が警察手帳を提示(見せられても本物なのか分からないのだけど)の上で自宅を訪れ、10分程で設置してくれました。 内容は既設電話機に繋がるケーブルを外し、この機器に接続、そこから既設電話機に接続するもの。 これにより着信があると最初にこの機器が発信者に「録音する旨の警告アナウンス」を発し、その後に電話が鳴るようになります。 サギ電話に多い、海外発信に対しては受信拒否申請の書類を提出する事で着信拒否ができます。 その為の申請書類に記載すれば、彼らの手で届け出先に投函してくれます。 以上で設置・着信拒否の設定を完了し、今日で二日経ちましたが、電話が鳴る前のアナウンスで大半は切っていくようになりました。 それでも固定電話の留守電に変わるまでコールする相手もいますが、大体はメッセージも残さず切っていきます。 大原則として、お国から本当に用件があれば、向こうからやってきます。 国の機関から電話はかかって来ません、警察や税務署も同様です。 なのでそうした電話に吃驚する必要は全くないし、指示に従う事はありません。 警察にしても自身に後ろめたいことがなければ、驚く必要はありません。 むしろそうして出入りがあった方がいいとも思っています。 なので、我家は速度取り締まり、一旦停止取り締まりの際に緊急車両の駐車場として使ってくださいとも申し出ています(なかなか取り締まりは実現しないけれど)。 この総務省を語るサギ電話は他府県でも多発し、自治体も警鐘を鳴らしており、紙上でも実例が報告されています。 ・読売新聞オンライン記事はこちら また、こうした機器の設置の募集は「名古屋市公式webサイト」に要綱が公開されています。 それ以外にも防犯カメラ設置補助金が出る自治体もあるので、こうした制度は利用しない手はないと思います。
いずれにしても世のなか、苦労せず巧みに金を得るための知恵を絞る者はます〃増えて来るでしょう。 突然のこうした場面に遭遇したら、身元の確認と連絡先を聞いたうえで、一旦電話を切り#9110に連絡するよう習慣にして、被害に遭わないように疑ってかかってください。 株や為替も同じです、儲かる話を人に教える訳がない。 そのうち、カメラぶら下げて街を徘徊しているだけで通報される、そんな予感もする。 荒んだ国になったものです。 2024/12/11 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2024.12.11 21:43:10
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