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カテゴリ:神社仏閣・御朱印
4月19日「名鉄電車 歩いて巡拝 知多四国」の四回目に参加しました。 天候は晴れ、歩くと汗ばむ陽気。 ![]() 上は四回目のコースマップです。 スタートは名鉄知多新線内海駅。 そこから四十八番札所良参寺、四十九番、五十六番、五十二番、五十三番、五十一番、五十番、五十五番、五十七番札所報恩時の九寺を巡拝、ゴールの名鉄河和線知多奥田駅までの10.5kmのコース。 スタート直後はフラットなコースですが、野間までは三つの峠越えが続くコース。 コースは一部細い旧道を歩くので履物はしっかりしたものがいい。 新緑の中の細い峠道や樹々の隙間から見える海など、個人的には歩いていても楽しいコースでした。 ![]() スタートの内海駅から県道52号線沿いに7分程歩いた南知多町内海松田地内の光景。 西側の田畑の先に見える小高い山々、コースはあの山々を越え、3.6㌔先の小野浦に鎮座する四十八番札所良参寺までひたすら歩く。 いつものようにスタート直後の人波を避けるため、コースの県道から離れ、松田地内に鎮座する神明社を訪れました。 県道から分かれるこの道を500㍍程進んだ先の山裾に神明社は鎮座します。 ![]() 5分程歩くと神明社の社頭に到着。 山裾の傾斜地を切り開き境内が作られ、入口には「村社 神明社」の社号標と石段の入口に石造の明神鳥居。 ![]() 石段の先は石造の新明鳥居を構えています。 ![]() 境内右の木造舞殿。 田畑がある風呂谷を見下ろす高台にあり、南側の風呂谷に氏子集落と田畑が広がる。 ![]() 舞殿北側の社殿全景。 背後は壁のように山肌が迫り、本殿の左右には複数の境内社が祀られています。 ![]() 社殿正面全景。 木造瓦葺の切妻造の拝殿は、中央の屋根が一段高く上げられ、見た目に重厚感があり、軒が伸ばされて向拝の役割も兼ねているようだ。 ![]() 拝殿右側から本殿と境内社の眺め。 本殿は一間社流造で拝殿から渡廊で結ばれています。 中央の境内社は五男三女神、右は社名札が切れてしまい分かりません。 ![]() 更に右の境内社。 左が山神社、右の社は社名札を拡大するも読み取れなかった。 ![]() 左側の境内社と社殿全景。 ![]() こには三社祀られ、左側は御前社と読めますが、右の二社の社名は読み取れなかった。 神明社境内には由緒は見られず、大正12年に出版された「知多郡史下巻」に西御所奥神明社として以下のように記載されていました。 「祭神は天照皇大神・伊弉冉命・伊弉諾命。 創建は寛永2年(1625)。 氏子数154世帯」と記されていました。 境内社までは分からなかったが、これが分かっただけでも良しとしよう。 神社南側の小高い山は城山と呼ばれ、そこには内海佐治氏が大永年間(1521-1527)に築城した岡部城があり、神明社の鎮座地を含めた馬蹄形の丘陵地を治めていたようです。 ![]() 境内から風呂谷の田畑の眺め。 神社から更に奥に進むと、灌漑用の大きな溜池があり、その水が田畑を潤している。 水の乏しい半島にはこうした灌漑用の溜池が無数に点在します。 歩いて巡拝知多四国のルートは、岡部城址の北側沿いを内海峠に向け西側に続きます。 これまでの経験では、車の往来の多い道や住宅の多い所を歩かされます。 今回のルートは多少アップダウンはありますが、自然を感じられる長閑な風景の中を歩け、車で廻ったのでは見逃してしまう見所もあり、いいルート選択だと思います。 第4回 歩いて巡拝知多四国 内海西御所奥 神明社 創建 / 寛永2年(1625) 祭神 / 天照皇大神・伊弉冉命・伊弉諾命。 境内社 / 御前社、山神社、五男三女神他 氏子域 / 内海 例祭 / 4月第1日曜日 所在地 / 知多郡南知多町内海西御所奥18 参拝日 / 2025/04/19 内海駅から神明社徒歩ルート / 西へ約1.1㌔、約15分 ![]() さてルートに戻り札所に向かいます。 ルートからは馬蹄形の内側に鎮座する神明社と灌漑用の溜池の堰堤が望めます。 ![]() 内海峠に続く道は樹々に包まれた簡易舗装の細い道が続きます。 この左手の高みが岡部城址になります。 ![]() 東木場 ルート左側の山肌に忽然と現れる切割で、昭和35年頃まで使われていた古道。 所在地 / 知多郡南知多町内海東木庭 神明社から東木場 / 徒歩12分程 ![]() 内海峠。 かつては内海と小野浦を結ぶ主要道として使われ、この切通を通って物資を運んでいた。 ここから先は下りになります。 時代劇のロケに使われてもいいようなひと昔前の趣が残っています。 車の進入は禁止されていませんが、行かない事を勧めます。 所在地 / 知多郡南知多町内海東木庭 東木場から内海峠 / 徒歩6分程 ![]() 内海トンネル。 内海峠を下った三叉路の突き当りにあるトンネル。 昭和3年、ここから海岸へ下る歩道として私費で作られたトンネル、現在は通行不可となっています。 札所へはこの三叉路を右に進みます。 内海峠から内海トンネル / 道なりに5分程 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2025.05.14 00:00:13
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