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カテゴリ:神社仏閣・御朱印
豊田市小峯町 御鍬神社。
前回記載した東広瀬町 秋葉神社から鎮座地の小峯町宮下へは、東へ1.5km、車で約5~6分ほど。 山間に田畑が広がり、山裾に小さな集落が点在する、昔ながらの趣が残る地域。 ![]() 宮下の地名がさす様に、小峯地区の南側の山裾に御鍬神社の鳥居と社殿、少し右側には御堂らしき姿も見られ、この地区の信仰の場ともいえます。 神社へはあぜ道沿いに左の鳥居に向かいます。 ![]() 田圃を通り過ぎると、左側に細い人道が作られており、鳥居の前に続いています。 ![]() 「村社 御鍬神社」社頭。 人道沿いに鳥居(昭和8年寄進)を構え、そこから石段が境内に伸びています。 ![]() 神社の歴史を物語るかのような杉の巨木が印象的です。 ![]() 境内全景。 けっして広くない境内ですが、正面の拝殿とその先に覆殿、右手の社務所がコンパクトに纏められています。 ![]() 境内左の手水鉢。 ![]() 拝殿は瓦葺の切妻造・妻入の拝殿で四方は吹き抜けのもの。 各部の意匠はシンプルな意匠が施されています。 ![]() 拝殿から覆殿の眺め、狛犬の姿もあります。 ![]() 覆殿左の境内にある解説、右手に猿投町(1953~1967)の石柱が残る。 『市杵島姫神 伊勢の神様 天照大御神の御子、宗像三神の一柱で、又の名を弁財天、「弁天さま」とも言われている。 総本社 宗像大社 福岡県宗像郡玄海町 御神徳 人々の幸せのため人・物・金を集める働きをされる、経済の神、海外交易の神、海の神、言葉の神 伊射波登美命 伊勢神宮を建てるべく歩かれた、倭姫命を伊勢でお迎えされた神様 元宮 伊射彼神社 三重県鳥羽市安楽島町 御神徳 縁結びの神 』 御鍬神社について愛知県神社名鑑(1992)では以下のように記しています。 『十五等級 御鍬神社 旧村社 鎮座地 豊田市小峯町宮下435番地 祭神 伊佐波登美命、市寸島姫命 由緒 社伝に、慶応3年(1867)10月11日、中金村正一位十二所権現(岩倉神社)祠官中野兵部藤原春貞により配られたという。 明治6年5月、村社に列する 同35年9月28日、暴風雨に社殿大破したが改修される。 同42年6月18日、字ハシズメの無格社稲荷社を本社に合祀した。 例祭日 10月15日 社殿本殿 神明造、覆殿、拝殿 氏子数 35戸』 稲荷社の旧鎮座地ハシズメは、御鍬神社の南を流れる小さな川の対岸にあたり、ゴルフ場開発もあり昔の姿とは随分変わっているのだろう。 ![]() 子連れ・毬持ちの狛犬(寄進年は未確認)。 ![]() 覆殿の入口は格子戸で、その中に本殿と二つの社が祀られています。 ![]() 檜皮葺の本殿は流造で、木鼻に獅子や獏、蟇股には龍の彫飾りが施されています。 稲荷社を合祀するとあったが、左右の板宮造の社の社名は分からなかった。 ![]() 覆殿から拝殿内の眺め。 ![]() 拝殿前の常夜灯(昭和15年寄進)から眼下の鳥居と小峯町宮下の田畑の眺め。 ![]() 御鍬神社から右に鎮座する堂、詳細は不明。 ![]() 切妻造で妻側に大きな向拝を持つもので、シンプルな外観ですが手挟や木鼻の意匠に拘りが伺えます。 ![]() 堂内には二つの厨子があり、写真から左は観音様だろうか、右手の黒い像は・・・分からない、しかし御鍬神社とこの堂が小さな集落の祈りの場であることに間違いない。 豊田市小峯町 御鍬神社 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2025.10.08 16:24:38
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