2669493 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

おやじのブログ

おやじのブログ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

Profile

iwana07

iwana07

Recent Posts

Archives

Category

Calendar

Keyword Search

▼キーワード検索

Headline News

Comments

kopanda06@ Re:甲斐國一宮・三峯神社・奥宮参拝 Day2 「三峯神社」(07/07) 白い三輪鳥居に、狼達。 その他どれをとっ…
iwana07@ Re[1]:三十一番割観音堂 (港区明正1)(05/28) kopanda06さんへ コメントありがとうござ…
kopanda06@ Re:三十一番割観音堂 (港区明正1)(05/28) セメント像、頭部は作り直したのかもと思…

Free Space



アウトドア&フィッシング ナチュラム



楽天市場




楽天トラベル

イオンショップ

HP Directplus -HP公式オンラインストア-

ロフトネットストア

楽天市場
2026.08.12
XML
カテゴリ:神社仏閣・御朱印
日本一短い駅名として知られる津駅。
 駅から南へ徒歩10分ほどの津市栄町に今回掲載する塔世山 四天王寺が鎮座します。

歩道を歩いていると、写真の文化財解説と鐘楼門が見えてくれば四天王寺到着。
 門に続く参道には松尾芭蕉の文塚や地蔵堂跡・平影清鎧掛松の碑がありますが、門は閉じられており、左側の山門から境内へ向かいます。

四天王寺山門全景。
 聖徳太子によって建立されたと伝わる曹洞宗のお寺で、境内には織田信長の母 土田御前や、津藩藩主の藤堂高虎の正室久芳夫人のお墓があり、歴史上の権力者から庇護をうけてきた。

門前左側に四天王寺を訪れた坂村真民が記した大きな歌碑が置かれている。
 この碑文には、長い歴史を紡いできた四天王寺と、本尊である薬師如来像への思いが込められています。

四天王寺のはじまりは、6世紀の日本が仏教受け入れをめぐり、蘇我氏と物部氏の対立が深まり、やがて丁未の乱へと発展した時代に遡ります。
 聖徳太子(厩戸皇子)は蘇我氏に与し、仏教を支持する立場にあったが、戦況は物部氏が優勢で、蘇我氏は三度退却を余儀なくされる。
四度目の決戦を前に、聖徳太子はヌルデの木で四天王像を刻み、「勝利したなら四天王をまつる寺を建てる」と誓願して戦いに臨み、丁未の乱(587)は蘇我氏の勝利に終わり、物部守屋が討たれる。
 太子は誓いどおり各地に四天王寺を建立したとされ、その一つが津市の「伊勢国 四天王寺」になります。
創建年は明確ではないようですが、境内から奈良時代の瓦が出土するなど、1000年以上前には寺が建立されていた痕跡が見られるという。
 聖徳太子によって建立された四天王寺は、ときの権力者から庇護をうけてきました。
それを物語るように、境内には織田信長の母 土田御前や、津藩藩主の藤堂高虎の正室 久芳夫人のお墓があります。

山門は江戸時代の寛永18年(1646)に建立された切妻瓦葺の四脚門で、派手な意匠の少ない落ち着いた佇まいで市の指定有形文化財になっています。
 四天王寺は、その歴史の中で幾度か兵火にかかり伽藍を焼失し再興されてきた、昭和20年(1945)の空襲でもこの山門と鐘楼門を除き伽藍を焼失していますが、本尊の薬師如来坐像は、市郊外の蔵に避難させていたことから、空襲の被害を免れることができたという。

四天王寺の現在の宗派は曹洞宗ですが、幾度か改宗を繰り返し、平安中期は律宗、その後天台宗へと改宗、室町時代には正海慈航禅師によって現在の曹洞宗に改められています。

山門をくぐった右側に祀られている四天王寺稲荷大明神。

中門は入母屋瓦葺の四脚門で二層は擬宝珠付きの高欄が付くもので、2代目藩主 藤堂高次により建てられたもので、正面と背面には花頭窓が施され、津市の有形文化財に指定されています。

中門には應供客と記された額が掛けられている。

中門から本堂の眺め。

中門と山門方向の眺め、ここから写真左に向かうと冒頭の鐘楼門に続きます。
 

鐘楼門と右側の堂は琥珀観音堂、堂内には琥珀で作られた観音様が安置されていました。

鐘楼門。
 正徳三年(1713)に再建された鐘楼門で、上層は瓦葺の入母屋屋根の四脚門で左の階段から上層に上がることができる。

梵鐘は、延宝8年(1680)、津の鋳物師・辻越後守陳種によって鋳造されたものであることが銘文に記されています。
 この梵鐘の他、本堂軒下に同時期に鋳造された半鐘がある。

本堂全景、現在の伽藍の大半が戦災以降に再建されたものです。
 推古天皇の勅願により聖徳太子が整備したと伝わる津四天王寺。
戦国時代の兵火によって多くの堂宇を焼失し、一時衰退しましたが、津城主となった織田信包によって再建されました。
 本能寺の変の際、安土城にいた母・土田御前(花屋寿栄禅尼)を信包が引き取り、没後は当寺に葬られています。 
関が原の戦いでは津城も戦場となりその兵火により再び焼失。
 元和5年(1619)に津藩主となった藤堂高虎により再建。
寛永14年(1637)に2代藩主藤堂高次が寺領を寄進しています。
 本堂左の高台には藤堂高虎の正室 久芳院の墓もある。 

上は本堂の配置図と拝観順序で、堂内の撮影は許されています。
 訪れた時は聖徳太子像図、藤堂高虎公像図を所蔵する右側の間が個展開催中で立ち入り難い雰囲気で見てはいません。

堂内の全景。
 正面に釈迦如来坐像、右が薬師如来坐像、左に豊川稲荷大明神と三面大黒天像が安置されている。

四天王寺の本尊「薬師如来像」
 平安時代に生き、蘇我氏と対立した物部氏の物部美沙尾が自身の病気平癒を願って薬師如来像の造立を発願したことに始まります。
物部美沙尾は仏像の完成を見ることなく亡くなり、思いを継いだ僧・定尋によって承保4年(1077)に完成しました。
 この経緯は、仏像の胎内から見つかった紙に記されており、他には平安時代の鏡や櫛などが入れられており、当時の人々が物部美沙尾が生前愛用したものを納め、安寧を祈ったのではないかと思われます。
 像高は65cm、一木割矧造、彫眼、漆箔で、仏師定朝の作とされています。

祭壇右側に穏やかな表情が印象的な如意輪観音像が安置されています。

中央の釈迦如来坐像と脇侍の馬頭観音像と阿弥陀如来像。

左の豊川稲荷大明神と三面大黒天。

普段見かける大黒様の顔立ちとは違い、向かって右側に毘沙門天、左側に弁財天の顔が合わさったもの。
 戦国時代に広まり、一節には豊臣秀吉の若い頃、常にこの像を懐に忍ばせ、勝負運・財運・良縁を願ったという。

堂内左の令和の大観音像と救世主観音像(右)。
 宝石が散りばめられた冠の内側には、人々を救うために姿を変えた化仏と呼ばれる小さな仏様が飾られています。

本堂外陣の天井には、波と波がぶつかって龍神が生まれ、真ん中に月が浮かぶ「波龍円相図」と呼ばれる天井絵が描かれている。 

本堂前の十三重石塔から朱塗られた橋を渡る。
 塔世山 四天王寺は西国四十九薬師霊場の34番札所にもなっています。

庭園に鎮座する不動堂。

不動堂の右にある目洗い地蔵。
 中央の岩のくり抜かれた部分に小さな地蔵さんの姿がある。
古くから湧き出る泉のようでこんな言い伝えがあります。
 目の病で仕事ができず困っていた職人が、四天王寺に助けを求めて参拝に来たところ、痛みに耐えているこの湧き水の音に気づき、その水で目を洗うと痛みが消え、視力も戻ったという。
職人は薬師様に感謝して参拝し、その後は病も治り仕事に励めるようになったという。
 以来、目洗い地蔵と呼ばれるようになったという。

目洗い地蔵から墓地方向に進み、右の斜面の先に藤堂高虎の正室久芳院の墓と織田信長の生母・土田御前の墓があります。

上が織田信長の生母土田御前の墓、法名は花屋寿栄禅尼です。
 織田信秀の継室となり、信長・信行・秀孝・信包・お市・お犬を産んだとされ、本能寺の変の後は津城の織田信包を頼り、晩年を津で過ごした。
下が藤堂高虎の正室で一色義直の娘久芳院の墓、法名は久芳院殿桂月貞昌大姉。
 高虎は、7度も主人を変えたことや、築城の名人として知られますが、一方で愛妻家としても知られる戦国武将で、後に津藩初代藩主となった高虎は、戦火で荒れた津城や城下の復興、正妻の菩提寺である四天王寺の再興に尽力したという。

四天王寺は西国四十九薬師霊場の34番札所の他、伊勢の津七福神巡りの大黒天の寺になっているようで、
津市内の由緒ある七つの神社仏閣を巡拝する歩き方もあるようです。

幾度もの兵火や戦災を越え、権力者の庇護を受けながら今日まで受け継がれてきた四天王寺。
 その境内には、津の歴史を刻んだ人々の足跡が今も静かに残されています。

津市栄町 「塔世山 四天王寺」
宗派 / 曹洞宗
創建 / 6世紀頃
開山 / 聖徳太子
本尊 / 薬師如来像
中興 / 元和5年(1619)
所在地 / ​三重県津市栄町1-892
参拝日 / 2026/7/13
関連記事 
・三重の国宝二堂を訪ねて 一身田寺内町と高田山 専修寺
・津市一身田町「一御田神社」





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2026.08.15 10:27:32
コメント(0) | コメントを書く
[神社仏閣・御朱印] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X