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つららの戯言

つららの戯言

京都旅行 2日目 PART1

 6時半起床。っていうか旦那に起される。「朝風呂に行く!」と楽しそうな旦那様。付き合って私も一緒に。誰もいないと思ったら家族連れやらでいっぱい。
 空模様はどんよりとした曇り空。雪や雨にならなければよいのだがと京都タワーを見ながら思う。

 ホテルの朝食はなんであんなに高いんだろう。バイキング形式とは言え1600円(税,サービス抜き)とはいかがなものか。このホテルはわりかし補充も早いし、暖かいものが提供されているのでいいけれど。それにしても取り過ぎだ。名古屋とかの喫茶店のモーニングを見習って欲しい。

 朝食でおなかをいっぱいにしたところで、着物に着替える。旦那は紺の紬のアンサンブル、私も結城紬に長羽織。外を見ると天気回復したみたい。旦那は着脱が面倒だからと言って折角持ってきたトンビのコートを着ないことにした。

 ホテルを一歩出ると凄く寒い。部屋に帰ってコートを取ってくればいいのに面倒だからと言って旦那はやめてしまった。私も着替えるときに暑かったので襟巻きを忘れてしまっていた。この面倒臭がりが後で答えることなるとは・・・。

 ホテルのそばのバス停から金閣寺行きのバスが出ている。急行のバスって東京じゃ考えられないけれど(笑) 有名観光地をつなぐバスなので本数は少ないけれど便利だ。
 途中でカザハナが待ってきた。その日金閣寺周辺では駅伝があるらしく中継車やら関係者やらが歩道にたくさんいた。今年はよく駅伝にぶつかるものだ。

  鹿苑寺(金閣寺) http://www.shokoku-ji.or.jp/kinkakuji/  (ここで今の金閣寺の映像が見られます。すげぇと思うけれど。お寺の上にWEBカメラつけるのって(笑))
 室町時代に足利義満が力をいれて作った禅のお寺。何度か京都に行っていますが、初めて足を踏み入れた。今年の「京都の冬の旅」の特別公開で「方丈」を公開しています。方丈では初代、2代目の鳳凰が展示されており、ボランティアのガイドさんが詳しく説明してくれます。
 
初代鳳凰 有名な「金閣寺炎上」があった昭和25年のもの。なんでもたまたま修復するために放火がある2.3日前に下ろされたらしく。辛くも炎に焼かれることはなかったというわけ。不死鳥は死なずという感じ。
昭和62年に金箔が張り替えられて黄金色に輝いています。池にもその姿を映すことができるほど。金閣寺


 当初の予定より早いので、 北野天満宮 に行くことに。
 出世争いに負けて、九州大宰府に左遷させられた菅原道真さん。腹に据えかねて死後怨霊となり都に舞い戻ります。自分を陥れた一族を根絶やしにして、天変地異を起して都を恐怖のどん底に。そんな彼の怨霊を収めるためにこの北野天満宮はできたわけです。、 「神様にしますからどうか許して」と言ったわけ。 今では彼の頭のよさにちなんで学業の神様として有名です。
 おりしも1月。目の前に受験を控えた子供たちで境内はごった返していました。 祈願をしてもらおうと社の中にも人がいっぱい。子供も大人も大変です。祈願セットには「合格」の鉢巻までもついている。ここにいるみんなが受かるといいのにね
 菅原さんちの梅

 その後、私がバス停の名前を間違えて一すじお散歩。寒かった~
  鶴屋吉信http://www.turuya.co.jp/index.htmlでお茶をいただくことに。
 ここは目の前で和菓子を作ってくれる過程を見ながらお茶をいただけるところ。
和菓子作成中
作りたての生菓子とお抹茶で800円 

 
紅梅 旦那が食べた 紅梅 中は白のこしあん 梅の形は手を使って生計 ほっこりと丸い可愛らしい形
私が食べた 若松 中は丹波の粒あん 程よい甘さ とげとげの部分は漉し式でねじりだしたものを丁寧に少しずつくっつけていく。若松


 鶴屋吉信を後にして近くの 西陣織会館 http://www.nishijin.or.jp/ へ。
 実際に西陣織の職人さんたちが見られるということだったのですが、ホントは全然きたいしてなかった。お土産屋なんだろうぐらいにしか。でもそんな思いはすっとんだ! 爪掻織  という織り方をしている女性の爪はヤスリでのこぎり状になさっていた。その爪で糸を引っ掛けて模様を編みこんでいく。
素描友禅と手書き友禅のそれぞれを拝見できた。手書き友禅とは下絵に色を塗りこんでいく作業で、素描とは下絵はなくまるで絵を描くように布に直接色をつけていく作業。細かい桜の色の表情が印象的
西陣御召はすでに模様を染められた縦糸に横糸をあわせていく行程が見られた。細かい矢絣が縦糸だけですでに反物のようになっていた。私の趣味ぴったりでなんだか涙が出そうになった。
 着物が高い高いと文句を言うけれど、こういうの見るとぐぅの音も出ない。

 つづく 


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