2010/03/01(月)01:30
ダイビング@知床 4日目
今日はもう帰るだけ。
さて、環境問題について考えさせられた今回の知床でした。
流氷は、その氷の中に植物性プランクトンを携えています。
「アイスアルジー」といいます。
流氷の中でそのプランクトンたちは光合成をして育ちます。
春になり、流氷が融けるとき、アイスアルジーは一斉にオホーツクの海に溶け込みます。
動物性プランクトンたちは、それをえさにして育ちます。
育った頃、卵からかえった小魚の幼魚がそのプランクトンを食べて育ちます。
食物連鎖の一番下、底辺の話です。
流氷が来ない。
ということは、そのアイスアルジーが海に放出されません。
魚たちのえさがいません。
大きな魚たちもそのえさになる小魚たちが育ってきてくれません。。。
温暖化は北から進みます。
既にシロクマたちは苦難を強いられています。
流氷ダイビング。
でも考えさせられることはそれ以上のもおがあります。
今までは流氷がつかない、という年が「異常気象の年」だったけれど
今後は異常気象で流氷がつく、という状況になってきそうです。