2017/10/19(木)20:59
常磐線・浪江駅【震災の爪痕が今でも残る街】
【10月8日の旅行】
東日本大震災から約6年半がたち、復旧した個所もあればそうでない所もまだあるように思えます。
JR常磐線もその一つですが、復旧できる所は順次復旧しているようです。
2017年4月からは仙台口では南相馬市の小高から浪江まで復旧し、仙台~原ノ町~浪江がつながりました。
というわけで浪江まで訪問してきました。
個人の勝手なイメージとしては、鉄道が復旧したからそれなりに人がいて、名物の浪江焼そばでも売っているお店があるのでは?と思ってしまったが……
現実はかなり違っていた
地方の駅のような風情がある浪江駅。
手前のバスは、竜田から富岡、浪江、原ノ町方面に行く常磐線代行バス。
観光バスタイプで添乗員も乗務している。
バスを利用して上野~常磐線~仙台の乗り継ぎも可能だ。
きれいな浪江駅の駅舎内
通常は原ノ町~浪江の折り返し運転で、送りこみの関係かもしれないが昼間に仙台発着も存在する。
竜田から浪江へは代行バスに乗車。
思うように写真は撮れなかったが、帰宅困難地域では人などおらず、国道6号線沿いの家電量販店やガソリンスタンドや飲食店などは閉まっていて周辺は草ぼうぼうで、改めて今回の騒動のすごさを実感した。
浪江駅周辺は、お店どころか人もいなく、たまに車が通る程度だった。
建物は荒れていて、震災後直ちに避難してそのまま戻ることができず、片付けや復興活動もできない状態なのが感じ取れる。
運休区間の踏切は遮断機が外されたままだ。
いわき寄りの線路は赤く錆び付いていた。
この辺は東北電力を使っているようで、地元とは無関係な東京電力によって被害が出るとは複雑な気持ちだ。
駅前の美容室に貼ってあった定休日の通知。
3月11日が金曜日になっていたので、震災の月のものがそのままになっているようだ。
駅前の時計も震災の時刻にほぼ近い時で止まっていた。
絆やつながりは、どの地方でもいつまでも大事にしてほしいものですね。
今はまだ寂しいけど再生して再び活気あふれる街になるのを祈りたい。
浪江駅は改札の奥の3番ホームから発車し、他の線路はまだふさいだ状態だ。
この表記のように、双葉やいわき、水戸、上野方面に列車で行ける時を心待ちにしたい。
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