1274433 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

  MASA ラボ ---鸚鵡(オウム)の会議は白昼夢--- 

  MASA ラボ ---鸚鵡(オウム)の会議は白昼夢--- 

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Calendar

Category

カテゴリ未分類

(4)

ミクロの世界・

(1)

他々諸々

(4)

▲ 山 ▲

(3)

↑↑↑ 2015年以降 / 2014年 ↓↓↓

(0)

その他

(16)

↑↑↑ 2014年 / 2013年 ↓↓↓

(0)

ミクロの世界 2 

(30)

【数学】

(23)

【番外編】

(2)

【パズル】

(7)

【動物】

(1)

▲ 山 ▲

(10)

↑↑↑ 2013年 / 2012年 ↓↓↓

(0)

『 蚊 』 シリーズ

(10)

哲学・認識論

(103)

感動したもの

(4)

用語与太話

(18)

プチ研究

(12)

食べ物

(14)

植物

(27)

(27)

こまいぬ 【狛犬】

(4)

休憩室でのお喋り

(34)

ミクロの世界

(174)

写真クイズ

(21)

写真クイズ 解答

(20)

推理クイズ

(15)

推理クイズ 解答

(14)

つなぎ写真

(13)

グラフ・統計

(4)

Recent Posts

Favorite Blog

ゴモジュの春♪ New! snowrun29さん

--< 線路はフラット… New! いわどん0193さん

atelier EMAIR emairさん
珍国際の書斎 珍国際さん
ルームシェア始めま… TNKTNKTNKさん

Keyword Search

▼キーワード検索

2008.09.10
XML
カテゴリ:感動したもの
日本刀は、鉄板と鉄板がサンドイッチ状に何層も重なってできています。
その作り方を

 『真っ赤に焼けた鉄板同士を重ねて、叩いてくっ付ける』
 
と勝手に思っていました。
日本刀の製作工程といえば、刀工さんが金槌でガンガン叩いているイメージがあった所為です。

しかしそんな知識は、現在の日常生活では磨き上げる機会がないため、
研ぎなおされることなく、そのまま()び付いていきました。

----------

しかし去年の夏、その勝手な思い込みに疑問の影がさしました。
忘れていたことを、何の脈絡もなく思い出したりするのは不思議で面白いのですが、
日本刀とは関係ないので割愛です。

鉄板をいくら真っ赤に加熱しても、くっ付ける瞬間は炉から出すため、
表面が空気に触れ、表面が瞬間的に酸化されるため、接着力不足になるのではないか

疑問を持つことは誰でもできますが、その疑問から真相にたどり着くのは簡単ではありません。
その疑問自体が間違えている場合もあるからです。
間違えた地図では、インディ・ジョーンズでも宝物には遭遇できません。

----------

日本刀が実際に存在しているということは、
鉄板の空気酸化が接着力不足とはならない証明にほかなりません。

しかし、鉄板がいくら赤熱していようが溶けているわけではないので、
鉄板同士がくっつく感覚がつかめませんでした。

----------

思考だけで結論を出すことは危険です。
「思考する」ことは、自分自身の知識の並べ替えをすることです。

思考とは、持っている知識のジグソーパズルで、絵を再現するようなものです。

苦労してひとつの絵をつなぎ合わせると、人はその知識に愛着がわきます。
そのため、実際の絵と違う点を指摘すると、激しい反発を食らいます。
それが、明らかに間違えた絵であっても。

知識と心を分離した、冷静な姿勢を保つことができれば、思考の達人です。

----------

百聞は一見に如かず。
独りよがりの考えほど危険なものはないため、どうしたらいいものか悩みました。
そしてついに我慢できなくなり、仕事をさぼって、鍛冶場を訪ねました。

----------

結論から言うと、

・炉の中で、真っ赤に焼けた鉄板に灰をまぶす。

・すると、パンケーキのバターのように、鉄板の上で灰が液状に溶ける。

・そのまま炉から出すと、鉄板の表面が液状の灰でコーティングされていて空気に触れていない。つまり、酸化が起きない
 
・そのまま鉄板同士を重ねると、間に液体状の灰が挟まる。

・そこで、金槌で鉄板を叩くと鉄板間の液体状の灰が押し出され、同時に鉄板同士が一瞬でくっつき、酸素が鉄板と結合することができない

・鉄板は一度も空気に触れることなくくっつく。

----------

その匠の技に激しく感動しました。

当時は、おそらく酸化・還元などの知識は知らなかったはずです。
感覚と直感で、最高の手段を獲得したことに、感涙しました。

現代ならば、真空中で張り合わせるなどするでしょう。
知識があるがあるため、その知識に縛られてしまうはずです。
毒と薬は紙一重です。
どちらかというと、毒なのですが。

想像と直感は、知識に対抗しうる武器だと、感じました。

---------

という話を、仲良しの板前さんに話したら、

 「いやあ、自分も職業柄、刃物には興味がありまして。
  日本刀を借りてきて、専門の機関に頼んで電子顕微鏡で刃を見たんですよ」

ううん。何とも素敵な話です。

電子顕微鏡でしか見えない世界を、直感と想像で描き、
それが正しかった生物学者がいましたが、それはまたの機会にします。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008.09.10 23:22:46
コメント(0) | コメントを書く
[感動したもの] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X