2010/02/23(火)02:25
北の国から (その1) ---緯度は欧州と同じ---
「MASAさん。北大(北海道大学)に植物園があるのを知っていますか?」
面白そうな事を聞きました。
札幌駅で予約していた特急の時間まで、あと1時間あるので、
ちょろっと植物園に寄ることにしました。
しかし、流石は北海道です。
地図を見るとその植物園は想像以上に巨大で、まともに歩くと丸1日かかりそうです。
歴史も古く、明治19年(1886年)に造られ、日本で2番目に古い植物園だそうです。
冬の間は温室のみ開放しているとのことで、30分あれば大丈夫だろうと気軽に寄ったのですが、
温室も広大でした。
はたして、無事に温室を巡って、特急に間に合うでしょうか。
図1 : 北海道大学温室にて
現在の気温、マイナス5度。
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入場料110円を払って、温室に入ります。
温室内は無加温なので思ったほど暖かくはないですが、外に比べればとても暖かいです。
図2 : ヤタイヤシ
ヤシ科
アルゼンチン、パラグアイ
これぞ温室。というべき姿の植物です。
看板が、1.5メートルくらいです。
少し困ったのは、三脚を立てて撮影していた方がそこらじゅうにいたことです。
撮影者は夢中になって覗いているので、人が横にいることに気がつかないようです。
狭い通路に三脚が並んでいたので、いちいち断って通過する気にもなれず、
花の咲いているエリアには寄りませんでした。
図3 : トックリキワタ(徳利木綿)
パンヤ科
アルゼンチン、ブラジル
面白い名前です。
この木は15センチほどの実がなり、中から綿状の種子が出てくるそうです。
この綿をクッションに使うため、パンヤ科と言うそうです。
ついでに調べてみると、ワタはアオイ科でした。
てっきり、ワタの塊をパンヤと呼ぶものと思っていましたが、
元々は綿自身ではなく、綿状のモサモサした塊をパンヤと呼ぶのでしょうか。
『追記』
調べてみると、アオイ科は別の分類体系では、パンヤ科と言うようです。
つまり、トックリキワタはワタと同じ科のようです。
また、パンヤとは繊維の意味のようです。
(続く)
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