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前回、古の数楽者が制作した 『二十四節気の魔方陣』 を紹介しました。
それならば現代版として、さらに七十二候を加えた 『二十四節気・七十二候の魔方陣』 を制作してみようと思い立ちました。 ---------- 【手順1】 画数を調べる これが一番大変でした。 二十四節気は全て2文字なのに対して、七十二候は3文字や4文字だからです。 ここは絶対に間違えてはいけないところなので、辞書で一つ一つ調べました。 【手順2】 総画数を決める 今回は、二十四節気と七十二候の魔方陣なので 二十四節気(の24個) + 七十二候(の72個) + 二十四・節気・七十二・候(の4単語) を合わせた計100個を魔方陣にする予定でした。 しかしその総画数は 2775 で、これでは魔方陣はできません。 今回は10行の魔方陣なので、総画数は10で割りきれる必要があります。 思考錯誤の末、二十四・節気・七十二・候の4単語を春夏秋冬に置き換えると偶然にも 総画数が 2760 になることを発見しました。 なので 二十四節気(の24個) + 七十二候(の72個) + 春夏秋冬(の4単語) の計100個で制作することにしました。 【手順3】 魔方陣のスタイルを決める 魔方陣の総和は 2760 なので、上半分と下半分のそれぞれ5行、 及び、左半分と右半分のそれぞれ5列の和が総和の半分の 1380 である必要があります。 つまり画数がそれぞれ異なる春夏秋冬の正方形で、魔方陣を綺麗に敷き詰めることは不可能です。 そのため以下の作業をしました。 まず上半分と下半分のそれぞれ5行の和を 1380 にします。 そして、左半分と右半分のそれぞれ5列の和も 1380 にします。 図1 : 半分の和を1380にする 思考錯誤の末、図2のようになりました。 図2 : 決定図 上下方向は、上に41移動、下に13移動させて、上に差分の28移動させました。 同じように左右方向も、左に24、右に15移動させて、結果的に左に9移動させました。 【手順4】 頑張って魔方陣を仕上げる マス目の中心は春夏秋冬で固定し、後は魔方陣ができるかどうかは分からないままに、 できることを信じて只管に計算です。 実際は手順3と同時並行で魔方陣を計算しました。 魔方陣の制作はまるでルービックキューブを解くような感覚でした。 【手順5】 完成 図3 : 二十四節気・七十二候の魔方陣 額に魔方陣を彫り、神社に奉納できたら制作成就でしょうか。 ---------- お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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いえいえもう満願成就ではないでしょうか。
ここまで見事なものが完成したというだけで。 和算の神様もお喜びと思いますよ~☆ 1つ間違えたら「ご破算」になるのにですし、、もといっ 七十二候の言葉の1つ1つもMASAさんが考えられたのでしょうから 倭言葉?の神様もまた(^^) それにしても思いついてからこの図に至るまでの作成時間と言うか 月日は?と思います、、 これが意外にもめちゃ早いような気もしますので、、 (2014.03.20 18:50:10)
snowrun29さん。こんにちは
>いえいえもう満願成就ではないでしょうか。 >ここまで見事なものが完成したというだけで。 >和算の神様もお喜びと思いますよ~☆ >1つ間違えたら「ご破算」になるのにですし、、もといっ >七十二候の言葉の1つ1つもMASAさんが考えられたのでしょうから >倭言葉?の神様もまた(^^) 七十二候は中国ではなく日本のタイプで揃えました。 どうやら伝来当初は中国の呼称を使用していたようですが、やはり地理が違うので日本の風土に合わせてアレンジしたようです。 >それにしても思いついてからこの図に至るまでの作成時間と言うか >月日は?と思います、、 >これが意外にもめちゃ早いような気もしますので、、 これを作ろうと思ったのは前回紹介した二十四節気の魔法陣のときです。 鉄は熱いうちにということで取りかかったのですが、画数を一字一句調べるのが一番大変でした。 組み合わせは3時間程度でできたので運が良かったと思います。 (2014.03.22 23:56:51) |