★美容室の経営を学ぶ。
顧問先に美容院を加えることになりそうである。はじめての業種なので、美容室の経営について勉強している。いつも思っていることなんだが、社労士は、自分の専門分野だけ精通していればいいということではなくて、顧問先の業種、業態、業界について広く浅く知識を持っていて、はじめて、そこにかかわる人(経営者や従業員)の労務管理をよりよく出来ると思う。美容室の経営でもっとも大切なのは、顧客のリピート率を上げることであり、このことにもっとも直結するのがスタッフ(従業員)の教育である。そして、スタッフのモラルアップに欠かせないのは、定着率を上げるための労務管理であろうと確信する。美容業界の人の入れ替わりは足が異常に速く、平均8ヶ月で店を変わってしまうという。この原因として、この業界では、社会保険・労働保険を完備しているところは少数派で、えてして賃金も低く抑えられている。スタッフが定着するようなシステムを構築し、技術を磨き、モラルアップさせれば、必然と売上げが増大し、経営に余裕が生まれることにより、さらなる店舗の拡大が望める。最近は、得喪や離職票を書いていると「あーくだらねぇ・・・」と思ってしまう。こんなくだらない、単純なことで、お金を稼げて社労士はなんていい商売なんだと思うこともあれば、こんなことは、いつまでつづくのかなとも思う。資格の取得は、けっこう難しいが、やっている内容は程度が低いのが社労士業の本質である。将来的には、コンサルティング料として報酬を受け取れるような事務所にしたいと考えているので、特定の研修が終わったら、来年は本格的に勉強を再開しようと考えている。