★正直者が馬鹿を見る国民健康保険
仕事が忙しいときはなかなか読めない。知識は、気持ちに余裕があるときしか、身につかない。今は、そんな時期なので、必要なものを詰め込んでおく。 国民健康保険は社労士から見ると、すぐ隣の制度であって、本来なら密接な関係があるにもかかわらず、業務上はあまり必要ではない。必要ではないから、詳しく、この内容を熟知できないでいた。なんとなく知ってはいたけど、知れば知るほど不公平、不公正、そして出鱈目な運営が為されているのが国保だ。このことについて、わかりやすく解説している書籍を探して行き当たったところが、この本だ。2000年に書かれた本で、現在は絶版になっていて、古書でしか入手できない。 国保について、やり方次第では、いろいろな裏技があり、実は、その方法のネタ本になっているのが、この本らしい。著者は国保の集金人を経験している人で、現場にいる人しか知り得ない知識が満載で、国保のある種の実務家にはバイブルになっているようだ。新書版で、古本でもかなりの値がついていたが、迷わず購入して一気読みした。10年以上経過しているが、基本的なことはなにも改善されておらず、知識としてはまだまだ生きているように思う。内容については、職業的にここに書くわけにはいかないので、興味のある人は、入手を急いだ方がいいかもしれない・・・。