★時代に
久しぶりに年金事務所へ足を運ぶ。5ヶ月前に入社した人の扶養の手続きが脱落していて、当人から痛烈な苦情をもらったため。まぁ、人間のやることだから、俺にミスがあったのかも知れないが、それにしても冴えない用事だ。正直、もうこんな仕事は飽き飽きだ。かつて、俺の知っている社労士業は、夢とロマンとスリルに満ちあふれていた。ヒリヒリするような緊張感や一攫千金の野望、天にも昇るような達成感・・・すべて時代の流れと共に夢となって消えた。今となっては、俺の社労士業はなんの魅力も無いただの職業となってしまった。それでも、欲しいもの、必要なものは、この職業でほとんど手にしたのだから俺は幸せ者だと思っている。たぶん誰が悪いわけでもないし、社労士という職業が悪いわけでもない。ただ時代が変わり、時代について行けなくなっただけの話。いま、俺はざっくり言うと、一人親方団体の運営、国保組合の運営、社労士業と3つの仕事をしている。仕事を3つ持っていると、さすがに一人で切り盛りしていくのは困難で、誰かに助けてもらわないといけなくなった。自分の能力のなさ、欠点をサポートしてくれる人が必要。己の無能さを知って、少し賢くなったようにも思う。今日は新しいのぼり旗を注文。今年は少しデザインを変更してみた。いままで使用していた赤地に白抜きの旗はアッチ系の団体を想わせるので、黒地に白抜き文字に変更してみた。大きさもひとまわり小さめにした。去年、台風で旗竿を何本も追ってしまったからだ。いま手がけている仕事は10年はもつとは思うが、永遠ではないようにも思う。利益が出ているうちに次の仕事に投資していくつもり。ただ、今はやりたいこと、おもしろいことがあれば、片っ端にやろうと思っている。残り少ないかもしれない人生、楽しんだ者が勝つと思う・・・。