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テーマ:社会保険労務士の仕事(67)
カテゴリ:社労士の本棚
企業不祥事が経営に与えるダメージは大きい。そこで、いかに「コンプライアンス(法令遵守)」を確保するかが、最近の企業の経営テーマとなっている。
こんな状況なのだが、いざ我々のテリトリーである労務管理全般に目をやると経営者のコンプライアンスなんてないに等しい。先日、『労働相談 裏 現場リポート』という本を読んだが、道路交通法は「見つからなければいい」というのが基本認識であり、労働関係法は「そんなことはしていない」というウソや「そんな法律を守っていられない」という開き直りもアリという世界であり、遵法意識は道路交通法以下である・・と書かれている。 コンプライアンス(法令遵守)というのは、単純に法を守ればよいというのではなく、法の趣旨にしたがって脱法行為も慎まなくてはならない。対外的にコンプライアンス(法令遵守)を宣言している経営者の皆さんに、会社内で特に労働基準法についてコンプライアンスが確立していますか?と訊いてみたいと思う。 正直、労基法を100パーセント守れる会社など、存在しない。コンプライアンス(法令遵守)を宣言するのは、襟元を正してから言って欲しいモノである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年01月29日 09時29分34秒
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