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カテゴリ:社労士の日常雑感
ワンコールワーカーという人たちが増えているらしい。規制緩和で派遣業の許可が緩んで、劣悪な労働環境に置かれる人がでてきた。 携帯電話で呼び出しをうけて、日雇い派遣で働くことから、そう呼ばれるらしい。昔は、人材派遣業の許可申請といったら、かなり面倒な仕事で大変だったのだが、今はプロならごく簡単な手続で終わる。 近頃、派遣の許可をとってくれという問い合わせや依頼が多いのだが、結果ワーキングプアといわれる人を作り出すことに 一役買っているようだね。ヤダヤダ。 考えてみれば、この国は高齢者の既得権を重視しすぎだよな。若者が仕事なくて街に溢れているのに、定年延長だの、継続雇用だの、おまけに助成金までつけて年寄りを保護している。 リストラと称しても、やっていることは若者の採用抑制が主だったりして、そりゃニートも増えるよ。ところが、この国では若者が働かないのは、若者に責任があるというような論調がまかり通っているからあきれる。 若者に十分な仕事や金が行かない社会システムはいずれ出生率の低下となってくるのだが、少子化の対策と言えばほんとうに小手先のことだったりするわけだ。 派遣業の許可をやったり、継続雇用や育児関係の助成金をやったり、俺らの仕事は潤っているんだが、世の中のためにはなってないよなぁ・・・て思うよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年11月08日 10時54分39秒
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