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カテゴリ:社労士の日常雑感
雇用契約書の作成を依頼される。詳しく聞くと、時給なんと250円!書くわけにゃいかんよな。 ある障害をもった方を「使う」のだが、実際には使うと言うよりは、「預かる」と言った方がイメージに近いわけで、そんな人と「雇用契約」を締結してしまうと法的なリスクが大変だ。 最低賃金法でも障害者は適用除外の認定を受けることができるのだが、実際の認定はかなりの困難を伴う。また、雇用締結を結んだ以上、身体障害者であることを理由に通常の労働者と違う取り扱いをするのは労基法違反になるから慎重にならざるを得ない。 日本ほど労働者の権利の強い国はそうはないだろうね。 労働基準法の強力な縛りに加え、バカ高い社会保険料など企業が正規雇用に及び腰になる理由が沢山あり、そのことが格差社会の根底にある。 「勝ち組」「負け組」の単純な比較で済む話じゃない。このことが少子化に拍車をかけているわけで、やがては社会全体が「負け組」になってしまうよな。 悪い政治家や悪い役人、悪法に振り回される中小企業。これを救えるのは社労士だけだと俺はいつも思っているのだが、まあテンションの低いヤツもいるからな。なんとも言えんがね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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