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カテゴリ:社労士の本棚
吉田典史氏の新著。吉田氏はこれまで2000人以上のサラリーマンと面談し話を聞いてきたという。恐らく、日本のサラリーマンの実情をもっともよく理解している作家だ。その上でサラリーマンが、組織の中で生き残るために、具体的にどう立ち回ったらよいか、その処方箋を提供することに心を砕いている。そんな吉田氏が、サラリーマンの「口ぐせ」に焦点を当てた。 人の発する言葉。それは良くも悪くも、人生を変えていく。俺自身、最近、言葉の使い方に注意を払うようになった。汚い言葉、他人を嫉む、貶める言葉、自分を卑下したりする言葉は、ブーメランのように舞い戻って自分に突き刺さる。話す言葉だけでなく、ホームページやブログにそういう言葉を書く人を知っているが愚かだと思う。なるべく、ポジティブできれいな言葉を使おうと思うようになった。 そのが、たまたま発した言葉ではなく、これが日常的な「口ぐせ」だったら、良いことも悪いことも、かなり大きな影響があるだろう。
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「俺、やめるよ」とか言う人は、実際にはやめないことが多い。本当に会社を辞める人は、ある日突然やめるもので、周囲に漏らしたりしない。「社畜になるな」という言葉は、サラリーマンが言う言葉ではない。そもそも、サラリーマン=社畜という現実を理解していないと思う。 なるべく、サラリーマンでなくても良い言葉を、習慣にしたいと思う。「ありがとう」感謝の言葉は基本だが大事。「~をしてくれたから」これも言われた方は気分が良くなる。「たいしたものだ」人の良いところを見つけて誉める。欠点はすぐ見つけられても、良いところは見つけられない人が多い。優秀な人ほど、他人の良いところを見つける能力に長けている。 よい「口ぐせ」、悪い「口ぐせ」を知ることは、トラブルを遠ざけ、幸運をもたらす、もっとも効果的な方法であると思う。だから、この本はサラリーマンだけでなく、誰が読んでもためになるし、言葉遣いを見なおしてみる きっかけになると思う・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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