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カテゴリ:社労士の本棚
臼井由妃氏からの献本。さっそく通読させて戴いた。臼井さんと俺は、顧問先経営者と社労士という関係だ。臼井さんの会社で仕事をするようになったのは、もう10年以上前。振り返ると、波瀾万丈の人生を歩んでいるなと思う。 この本に登場する、もう一人の主人公である亡くなった臼井さんのご主人、つまり先代の社長ともお付き合いがあったので、読みながら、当時のことを思いだし感慨にふけってしまった。たびたびマスコミに登場した夫婦であり、臼井さんも、会社経営者と言うよりは、作家としての地位を着々と固めつつある。 吉田典史氏が言っているように、ビジネス作家の中には、自分で書いていない、つまりゴースト作家を使う人もいるのだが、臼井さんは、もちろんそういう作家ではなく、全部、自分の言葉で書いている。それも、この10年間の出来事を赤裸々に綴っていて、改めてその事情を知って、ああっそうだったのかと思うことも多く、つい感情移入して涙ぐんでしまった場面も多かった。
年の離れたご主人を亡くしてから、ものすごい苦労をした人だからこそ書ける内容で、50歳を過ぎた人、とくに配偶者がいる人には、ぜひ読んで戴きたいと思う。 亡き先代の社長がどんな人だったのか、改めて知るとともに、夫婦とはどうあるべきか、考えさせられる内容になっている。気持だけではなく、態度、自分が死んだ後、妻への配慮、大事なことがたくさんあることに気が付く。 俺自身、一昨年は病気で死にそうになったり、また去年は母親を亡くしたことから、死という人間誰しもが免れないリアルを考える機会が多かった。よりよく死ぬためには、よりよく生き抜くこと・・・そして、そのためにはどんなことが必要か?臼井さんの人生そのものの 好著だと思う・・・。
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