先週の火曜日、税務調査を受けた。初めての経験なので、緊張する。万が一のことを考えて、以前から、俺は顧問税理士を付けている。かつては、消費税を払うこと、顧問税理士を付けることが、社労士業としての成功の目安と考えていた時期もあった。
社労士業もビジネスだから、真剣に取り組んだら、最低でもそのくらいにならないとどうしようもない。そんなの当たり前だと、ずっと思っていた。それが普通だと考えていたが、実際は、この業界は全然そんなことなくて消費税すら払ったことがないカスがいくらでもいる。
もっとも、生死の境を彷徨う病を患ってからは、そんな気負いもなくなり、俺も非課税業者、カスに逆戻り。税務調査を受ける原因は案外そんなとこかも知れない。
税務署から来た役人は、年の頃30過ぎの若手だった。午前中は、ほとんど税金や、経理の話ではなく、雑談。もちろん、雑談と言っても、俺の人間性や、仕事に対する考え、置かれている境遇や、環境をするどく観察し分析しているようであった。
いきなり、帳簿がどうのとか、金の流れがどうなっているのかとか、そういう税務調査の核心ではないことから話が始まるのはちょっと意外だった。もっとも、相手としては、なにか突っ込みどころがないか、慎重に探しているのは分かっていたが、実のところ、そんなに隠していることもないので、とにかく痛くもない腹を突かれないことだけを注意して応対した。
結果は2週間から1ヶ月後になるのだろうけど、無論、無傷では済まないことは分かっている。今まで、いろんなピンチを乗り越えてきた俺なので、あの病気のように命まで取られないと思えば、そんなに気も重くはならない。
キーボードを新調した。富士通のリベラタッチというちょっと高級品だ。今、初めてそれを使って書いているのだが、なかなか気持ちがいい。ちょっとした贅沢だが、毎日のことだからね。
いいお金の使い方だと思う・・・。