女性専用車輌にうっかり乗り込んでしまって、
それに気がついて困っている男の人が大好きです!
え?ヘンな趣味ですか?
特にビシッとスーツを決めた誠実そうなサラリーマンが、
「うわ~・・・ここ女性専用じゃんっ・・・
まいったなぁ・・・オレ、痴漢とか、変態とか、
そーゆーんじゃありませんから・・・」
と、妙にオドオドしている様子にグッときます。
なんだか可愛くて仕方ないんですよ。
女性専用車輌は他より空いていて本当に有難いです。
夏の夕方でも汗臭くないし・・・。
ちょっと乗り降り口から遠くなっても、
なるべく乗るようにしてます。
別に
「男の人は私の事、いつもイヤらしい目で見ている!」
なんて思っているわけじゃありませんよ。
自分が痴漢のターゲットになる事は、
そう多くない事は知ってます。
ただ、
女性車輌には、この楽しみがあるんです!
男の人が間違って女性車輌に乗ってくると、
顔の向きは変えずに視線の端でその人の表情を追います。
「あ・・・間に合ってホッとしてる・・・
まだ、ここが女性車輌だってことに気付いてないぞ。
・・・落ち着いたみたい・・・異変に気付いたのね・・・
かすかに左右を確認して・・・ね、女の人しかいないでしょ?
どうする?」
気付いてくれないとガッカリします。
「ね、気付いてよ。ホラ、ホラ・・・」
昨夜は東急東横線女性専用車輌で、
爆睡している男がいました。
彼は終点、元町・中華街駅でも起きず、
肩を叩いて
「すみません、終点ですよ」
と言った私に一瞬だけ目を開けては、
うっすらと微笑んで再び眠りに落ちました。
それから自由が丘までずっとイビキをかいていました。
渋谷までは10分ほど、きっと起きないでしょう。
彼はそこで折り返して、また横浜へと向かうのです。
昨夜彼は、何往復したのかなぁ・・・