北海道のB型肝炎訴訟ニュース
ウイルス性肝炎患者の救済を求める全国B型肝炎訴訟・北海道弁護団事務局から訴訟ニュースが送られてきました。デジタル化しましたので、転載します.第5号平成21年3月18日 発行ウイルス性肝炎患者の救済を求める全国B型肝炎訴訟・北海道弁護団事務局 札幌市中央区大通西13丁目 北晴大通ビル2階 公園通り法律事務所内-------------------------------------------B型肝炎訴訟ニュース!~ 提訴から1年が経ちます~ 春の足音が迫ってきました。みなさま、どのようにお過ごしでしょうか。▼昨年3月28日、5名の方を原告として北海道であらたな訴訟をスタートさせてから、1年が経とうとしています。▼原告の数は全国で着々と増え、札幌、福岡を先頭として訴訟はいよいよ佳境へ入ってきました。▼引続き、解決へ向けて力を尽くしていきますので、よろしくお願いします。 ◆ ◆ ◆ ◆3月13日、全国一斉提訴を行いました。 3月13日、札幌を含めた7地裁で、合計41名が一斉に提訴を行いました。(札幌は7名)▼これで、全国の原告数は実に285名(ご遺族で原告となられた方を含みます)となりました。▼北海道をはじめ各地で、この提訴に引き続き、全国で一斉に電話相談が行われ、北海道では28件の相談が寄せられました。 これまでこのような訴訟をしていたことは知らなかった方、あるいは訴訟をしていることは知っていたが、なかなか連絡できずにいたが、今回思い切つて連絡してみた方などまだまだ被害に若しんでいる方がたくさんいらっしやることを実感しました。▼今後も、少しでも多くの方の声を届けるために、立ち上がる方を増やしていきたいと思っています。▼次回は5月頃の一斉提訴を予定しています。その後も追加提訴を続けていきますので、これまで迷っていた方も、ご遠慮なくご連絡戴きたいと思います。 ◆ ◆ ◆ ◆□■□■□ 署名活動にご協力ください □■□■□前号で、「もう待てない!350万人の命」と題したキャンペーンを行い、署名活動を行っていることをご報告しました。3月15日、肝がん検診団、道央肝炎友の会、C型肝炎原告団・弁護団の方と一緒に、当原告団、弁護団のメンバーが三越前で署名活動を行うなど署名を集め、多くの方に賛同して戴いているところですが、まだまだたくさんの署名が必要です。▼今回、署名用紙と返信用封筒を同封しています。まずはこのニュースを読んだ方にご署名いただいた上、周囲の方々にも署名を戴き、返送してください。3月末を目処に、署名をとりまとめてお届けする予定ですので、是非ご協力をお願いします。 ◆ ◆ ◆ ◆第4回裁判期日のご報告と次回期日のお知らせ 平成21年2月20日、北海道訴訟の第4回口頭弁論期日が開かれました。▼原告が二人、意見陳述を行い、裁判所にこれまでの思いを直接ぶつけました。一人は、提訴後に肝がんでお亡くなりになった原告の奥様で、故人の遺志を引き継いで訴訟に加わったことを述べました。もう一人は、予防接種によりB型肝炎ウイルスに羅患し、ご子息にもウイルスが母子感染してしまった方です。今回の訴訟にご子息とともに参加しています。原因が分からず自分を責めたことなどこれまでの苦しみを裁判所に堂々と述べました。弁護団としても、意見陳述を聴いて改めて被害の深刻さを実感しました。▼国は、相変わらず不当に争点を蒸し返したり、不必要な証拠提出を求めていますが、原告から必要な証拠の範囲を絞るよう求める準備書面を提出しています。並行して、必要な証拠については順次速やかに提出しています。▼今回は、傍聴席にやや空きがありましたが、それでもたくさんの方に傍聴いただきました。今後もたくさんの方にお越しいただきたくお願いします!▼次回期日は、次のとおりです。 平成21年5月8日(金) 午後3時~ 札幌地方裁判所8階5号法廷 一終了後には、報告集会を予定しております。 ◆ ◆ ◆ ◆☆★☆ 6月16日、17日の東京行動にぜひご参加を!☆★☆平成18年6月16日、B型肝炎について最高裁判所は国の責任を明確に認め、5名の被害者を救済する画期的な判決を出しました。本年6月16日で、そこから3年を迎えます。▼全国弁護団、原告団では、これを機会に、東京で6月16日、17日にB型肝炎問題の解決を広く、力強くアピールするために大規模な行動を行うことを予定しています。▼詳細につきましては、現在準備中であり、後日詳細をお伝えしますが、多くの方のご参加が望まれます。今から、予定を空けておいてください!= コラム 傍聴の効果 本ニュースでは毎回みなさまに傍聴のお願いをしています。傍聴すると何か変わるのでしょうか?答えは「変わる」です。たくさんの方が支援してくださる裁判期日の雰囲気は、ぜんぜん違います。裁判官も、人の子ですから、たくさんの方の支援があるとわかるといつも以上に緊張感と大きな責任を感じて審理に臨みます。「本当ですか?」と思った方は、是非一度傍聴にお越し戴き、法廷の様子をご覧下さい。訴訟・本ニュースに関するお間合先… 公園通り法律事務所:011-222-2922