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2007.01.05
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カテゴリ:病気を知りたい。
BSEにならない牛を開発 遺伝子操作でプリオン除去

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2007年1月4日】

 【ワシントン3日共同】牛海綿状脳症(BSE)に関係するプリオンタンパク質を持たず、BSEにかからない牛を遺伝子操作でつくったと、キリンビール子会社を含む日米の研究チームが3日までに米科学誌ネイチャーバイオテクノロジーに発表した。

 同じ病原体が原因で人がかかる変異型クロイツフェルト・ヤコブ病の感染を防ぐ手掛かりになるとしている。

 BSEやヤコブ病は、脳細胞などの表面にある正常型プリオンタンパク質が、異常型プリオンタンパク質により異常型に変形させられ増殖することで発症するとされる。

 チームは正常プリオンをつくる遺伝子が働かないようにした牛の体細胞の核を、核を抜いた受精卵に移植して子宮に戻す体細胞クローン技術で、正常プリオンを持たない牛を12頭つくった。

 牛を解剖し脳組織から抽出した溶液を異常プリオンに加えても、異常プリオンは増殖せず、これらの牛に正常プリオンがないことが確認された。

 解剖した3頭を除き、発育や健康状態は観察期間中の生後20カ月までは普通の牛と変わらず、チームは「正常型がなくても健全に成長するようだ」としている。現在、異常プリオンを牛に注入しBSEを発症しないかさらに検証中で、結果が出るまで2?3年かかるという。

 牛を原料にした医薬品からヤコブ病が感染した例はないが、厚生労働省は異常プリオンが蓄積しやすい脊髄(せきずい)などの部位を原料にすることを禁止しており、キリン子会社のヘマテック(米サウスダコタ州)の黒岩義巳(くろいわ・よしみ)研究ディレクターは「牛からとった材料を使った医薬品の安全性を高めることができる」と話している。

*牛を改良したと言う事なのでしょうが、はたして人間のためだけに
遺伝子操作で生態系を変えて行くやり方は本当にいいことなのか?
何か遺伝子の突然変異を早める事になったら
今後何が起きても不思議でなくなるように思えます。







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最終更新日  2007.01.06 07:46:54
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