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カテゴリ:今日の出来事
背水改造:ドキュメント安倍政権 舛添氏起用
◇「批判した私でいいのか」「それがいいんだ」 「お友達内閣」からの脱却。首相・安倍晋三にとって今回の改造の評価は、自分と距離がある政治家や批判派の政治家も閣内に入れ、リーダーの度量を示せるかどうかにかかっていた。 そのシンボルになったのが、厚生労働相に起用された参院自民党政審会長の舛添要一だ。 舛添は参院選前から、激しい安倍政権攻撃を繰り返してきた。 惨敗が決まった先月29日の選挙当日には、「国民の声に耳を傾けないことは許されない」と続投を批判。党勢立て直しの本格議論が進まない自民党を「(惨敗で)ショック死状態」とこきおろした。 「耳の痛いことを言う人をちゃんと配置できるかにかかっている。今は茶坊主内閣。最もいい仲間は、裸の王様には聞こえない外の声を教えてやる人だ」(毎日新聞1日夕刊)と安倍に注文をつけていた舛添。その舛添の携帯に、27日午後2時ごろ、安倍から入閣要請の電話が入った。 「ずっと批判してきた人間が入っていいのか」と念押しする舛添に、安倍は答えた。「それがむしろいいんだ」 年金問題の対応に追われる厚労相は「誰がなっても大変なポスト」(自民党幹部)。自民党前総務会長・丹羽雄哉ら経験者の名前が一時はとりざたされたが、安倍はあえて安倍批判派の急先鋒(せんぽう)を矢面に立たせた。 皇居での認証式を終えた安倍は27日午後9時すぎ、官邸での記者会見で舛添起用の理由を「年金への造詣が深く、国民に説明できる方だから」と説明した。 舛添も、組閣本部に呼ばれたあとの会見でこう強調した。「批判は批判。今は一体となって自民党を立て直さないといけない」 *舛添さんが厚生大臣に起用したのはとても奇抜かもしれませんが、官僚たちはどう思っているのでしょうか? 出来れば庶民の意見を酌んだ行政を行ってもらいたいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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