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カテゴリ:今日の出来事
医学博士号謝礼 国公立大、65%は調査・注意せず
記事:毎日新聞社 提供:毎日新聞社 名古屋市立大大学院元教授の汚職事件を機に、医学博士の学位申請者からの審査担当教授らへの謝礼が問題となっているが、毎日新聞が医学系大学院を持つ全国の国公立大学法人にアンケートを実施したところ、65%にあたる30校が、謝礼について実態調査も注意喚起も行ったことがないと回答した。各大学OBの複数の医師は取材に対し、謝礼の慣習を認めており、大学院側の問題意識の低さが浮かんだ。調査は、全50校の医学系研究科長らに▽謝礼の慣習の有無▽実態調査や注意喚起の有無などを択一式で尋ね、24日までに46校から回答を得た。 謝礼の慣習について「ない」と答えたのは39校。和歌山県立医大だけが「ある、または聞いたことがある」を選んだが、開始時期や内容は「分からない」とした。そのほか、九州大は「お菓子程度の謝礼はある」、名市大は「謝礼があると聞いたことがある」と答えたが、いずれも慣習としての謝礼は否定した。「未把握」「調査中」も計4校あった。 実態調査を実施したのはいずれも事件後で、名市大、名古屋大、岐阜大の3校にとどまった。また教授らに謝礼を受け取らないよう注意喚起を行っているのは12校で、うち4校は事件後に実施した。調査も注意もしていない大学院は30校で、うち29校が謝礼の慣習を「ない」と言い切った。 一方、取材に対し、大阪大で博士号を取得した30代医師は審査の主査に10万円を払ったことを認め「全国の医学系大学院の慣習で、払うのは当たり前だ」と話した。東北大で博士号を取得した40代医師は担当教授に数万円の謝礼を払い、食事の接待もしたといい「100万円を学位取得者の頭割りで払う教室もあった」と証言した。 ◇明治以来の慣習--医事評論家の水野肇さんの話 学位への謝礼は「税金のかからない収入」として明治以来の慣習で、全国で続いているのが実情だと思う。大学医局は一国一城のあるじとして教授一人に権力が集中しており、外からチェックできない特殊な世界だ。 *医学部の教授は金の亡者なのでしょうか? 今でもこんな事が習慣として残っているのは問題なのに表に出てこないのは医学部の体質であるなら、まだ知らない事がいっぱいあるような気がします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.12.26 08:07:56
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