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第一三共、インド製薬大手買収 後発薬の競争力強化 買収先、50カ国で事業展開
記事:毎日新聞社 提供:毎日新聞社 第一三共がインド最大の製薬会社、ランバクシー・ラボラトリーズを買収する背景には、後発(ジェネリック)医薬品の世界的な需要増がある。後発薬を手掛けてこなかった第一三共は、ランバクシーを傘下に入れることで後発薬市場に一気に本格参入し、国内外での競争力を強化したい考えだ。(3面参照) 後発薬は新薬の特許期間が過ぎた後、同じ有効成分を使って製造される医薬品で、研究開発費が少なくてすむため、価格は新薬の7割未満と安価。米国を中心とした先進国では医療費を抑えるため、後発薬の利用が進んでおり、普及率は医療用医薬品全体の5割前後に達しているという。 日本での普及率は2割に満たないが、政府は医療費抑制のため12年度までに普及率を30%に引き上げる目標を設定。製薬業界では「今後、国内でも必ず伸びる市場だ」との見方が強い。 第一三共は新薬だけを展開しており、20-25年で新薬の特許が切れた後に収益が低下するリスクがあった。一方、ランバクシーは、世界約50カ国で後発薬事業を展開しており、糖尿病や感染症の後発薬では世界的に強みをもつ。業界関係者は「第一三共クラスの国内販売網があれば、国内の後発薬事業でかなりチャンスが高まる」と指摘する。世界の製薬会社も後発薬に関心を高めており、「第一三共は激化する国際競争の中で優位に立とうしている」との声も出ている。 …………………………………………………………………………… ◆国内製薬会社が関係した最近の買収の動き◆ 買収企業 対象企業 金額 買収時期 アステラス製薬 アジェンシス(米) 387 07年12月 エーザイ MGIファーマ(米) 3900 08年 1月 武田薬品工業 米アムジェン日本法人 非公表 08年 3月 富士フイルムHD 富山化学工業 1300 08年 3月 キリンHD 協和発酵工業 1673 08年 4月 武田薬品工業 ミレニアム(米) 7400 08年 5月 第一三共 ユースリーファーマ(独) 243 08年 7月(予定) ※単位・億円、HDはホールディングスの略、1ドル=100円で計算 …………………………………………………………………………… ◇バクシー・ラボラトリーズ インド・デリー市に本店を置く同国製薬最大手。1961年設立、ムンバイ証券取引所などに上場している。従業員は約1万2000人。高コレステロール血症、感染症分野などの後発(ジェネリック)医薬品が主力で、後発薬では高い国際競争力を持つ。02年には製薬中堅の日本ケミファの子会社、日本薬品工業と資本提携し日本市場に参入、日本国内でも後発薬を販売している。 *ついに第一三共も後発品を作るの・・・ 医師の意識改革は進んでいるのでしょうか? 疑問がいっぱい残る今回の厚労省の行動ですが、効果が85%でも先発品と同等と説明するのには無理があると思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.06.13 08:08:45
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