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カテゴリ:会社事情
半数超が「対応予定なし」 上場450社調査で判明 遅れる新型インフル対策
記事:共同通信社 提供:共同通信社 発生が懸念される新型インフルエンザの対策を上場企業に尋ねたところ、回答した約450社の52%が「発生を想定した感染症対策に対応する予定はない」としたことが、民間シンクタンクによるアンケートで9日、明らかになった。 新型が大流行すると、社会・経済機能がまひする恐れが指摘されており、国は企業にも発生前からの危機管理策を求めている。回答しなかった企業を含めると対応を考えていない社はさらに増えると考えられ、企業の新型対策の遅れが浮き彫りになった。 調査は三井住友海上グループのインターリスク総研(東京都千代田区)が今年5-6月、全上場企業約4000社に郵送で実施。製造業194、非製造業254の計448社から回答を得た(回答率11%)。 新型を想定した感染症対策の有無については、「対策を実行している」は10%、「計画を策定中」は14%、「今後対応する予定」が23%だった。52%に当たる233社は「対応の予定はない」と答えた。 対応の予定がない理由(複数回答)は「事態があまりにも重大で1企業の対応能力を超える」が55%と最多。それに「具体的な症状が分かっていない」(45%)、「まだ発生していない」(24%)、「社員の自己責任」(22%)などが続いた。「国や自治体の責任」との回答も13%あった。 インターリスク総研の本田茂樹(ほんだ・しげき)研究開発部長は「驚くべき結果だ。社会的な責任を持つ企業は新型対策を進めるべきで、発生してからでは間に合わない」と話している。同総研はさらに詳しい分析結果を今月中に発表したいとしている。 ▽新型インフルエンザ 新型インフルエンザ 人に感染しにくかったインフルエンザウイルスが、感染しやすく変異するなどして発生する新型の感染症。ほとんどの人が免疫を持たないため、発生すれば爆発的に流行する恐れが強く、国内で最大64万人が死亡すると国は推計している。アジアなどで鳥から人への感染が続いている鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)が、新型に変異する事態が、現在最も心配されている。 *簡単に考えるといつ発生するか分からない病気に対して投資は有益的でないと言う事でしょうか?確かに発生する時期は1年先か100年先か・・・誰もわからないことです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.07.10 08:05:11
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