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1万3408カ所で使い回し 血糖値測定用の採血器具 周知不徹底が浮き彫りに 厚労省、該当施設名を公表
記事:共同通信社 提供:共同通信社 血糖値測定などに用いる採血器具の使い回し問題で、厚生労働省は6日、同省が所管する全国の医療関連施設のうち、1万3408カ所で不適切な使い回しをしていたとする調査結果を発表した。 器具は微量採血用で、針を指先に刺すタイプ。使っていた医療機関のうち病院では65%、診療所で48%が使い回しており、国による周知が現場に徹底されていない実態が浮き彫りになった。 針の使い回しは3施設で、ほかは「先端キャップ」と呼ばれる針周辺部。健康被害は確認されていない。 同省は「キャップは血液に直接触れないためリスクは低いが、B型肝炎感染の恐れが否定できない」として該当施設名を公表。採血を受けた人に、医療機関などへの相談を呼び掛けている。 調査は5月から7月まで、すべての病院(8919施設)や診療所(10万650施設)などを対象に実施。 調査結果によると、使い回していたのは、病院3291▽診療所8458▽介護老人保健施設844▽その他施設(特別養護老人ホームなど)532▽医療従事者や栄養士養成施設283。 このほか、457自治体や38健康保険組合などがイベントなどで使い回しをしていた。 器具はペン型で、指先に当て、スイッチを押すと先端から針が飛び出し、採血する仕組み。主に糖尿病検査などが目的。針を覆うキャップには通常、血液は付かない。同一人物に針を取り換えて複数回使用することは可能だが、別々の人に使い回すことは禁じられている。 針を使い回していた3施設は、一連の問題のきっかけになった島根県益田市の「おちハートクリニック」のほか、広島市の「日本製鋼所広島製作所」の診療所と松山市の「松山看護専門学校」。 「おちハートクリニック」では、使い回された患者の中に肝炎ウイルス感染者もいた。 また文部科学省も6日、医学部を持つ大学や看護師らを養成する高校など計137校で、実習などの際に使い回しが行われていたと発表。このうち、徳島大歯学部で針の使い回しがあった。 厚労省は同器具による英国での肝炎感染報告を受け、2006年3月に使い回しの禁止を通知。 厚労省医療安全推進室は「器具の説明書もきちんと読まれてなかった。通知の仕方を改めるなど、改善策を考えたい」としている。 該当する施設名は7日以降、厚労省のホームページや各地の保健所で確認できる。 ▽採血器具の使い回し問題 採血器具の使い回し問題 島根県益田市の「おちハートクリニック」で5月、複数の患者に採血器具の針を使い回していたことが発覚。その後、各地の医療機関などでも相次いで表面化した。器具は通常の注射器ではなく、血糖値の測定などのため、指先に刺して微量の採血をするタイプ。使い回しすると、付着した血液から肝炎などに感染する恐れがある。 *新聞で器具の説明をしていましたが、針に接触する可能性のあるキャップでした。 2006年に使い回しの禁止が通知されたようですが、記憶にないと思います。 やはり通知に方法にも原因があったのでは? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.08.08 07:49:12
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