2008/11/26(水)07:51
画期的なことです。
胸部外科手術、平均死亡率を公表 学会、1900病院調査
記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社
日本胸部外科学会(理事長、田林晄一・東北大教授)は21日、心臓、肺、食道の手術を実施する全国約1900病院を対象に実施した疾患別の手術件数と平均死亡率の調査結果を公表した。国内の胸部外科手術の9割以上を網羅したという。自分が受ける治療を評価する際の目安になりそうだ。データは学会ホームページ(http://www.jpats.org/)で閲覧できる。
調査は86年から毎年実施しているが、一般向けに公表したのは初めて。公表されたのは06年に3臓器で実施された主な疾患別の手術件数や術後30日以内の死亡率など。死亡率は病状や手術の術式、予定手術か緊急手術かなどで分類。心560施設、肺763施設、食道554施設に調査を依頼し、計1791施設が回答した。
例えば、虚血性心疾患の体外循環を使った冠動脈バイパス手術は年間6742件実施。このうち、最も数が多い3本の血管に病変がある3枝病変では、あらかじめ手術が予定されていた患者の30日以内死亡が1・1%だったのに対し、緊急手術では9・7%と高くなる。
*手術成績は今まで施設内だけで手術を受ける患者さんは不安な思いをしたと思いますが、これからは基準的な手術成績をもとに病院選びをすることができます。