旅行は人生のシミュレーション ~超高級レストランBlue Bayou~
破産寸前と聞かされている私が、旦那からこんな言葉を聞いたのは、ディズニーランド滞在、二日目だった。「香子、俺は前から、パイレーツ・オブ・カリビアンのアトラクションの中にあるレストランで、食事がしてみたい。」えええええええええええええええええええええええ?!!!私は、ピーナツバター・ジャムサンドイッチを持参しているのに、あなたは、あの高級レストランで、食事がしてみたいとーーーーーー???うちは、金持ちなのか?(←単に、私が基準にしていた生活レベルまで下げなくてもいいという意味です。)それで、既に旅行が始まって二日。旦那の金の使いっぷりを見てますし、旦那が、金がない、金がないと叫んでいた事実に、信用性がありませんから、私は、我が家はもしかして、レストランくらい行けるのかもしれないと思って、これを快諾し、旦那と息子が、お土産物屋で物色しているときに、一人でそのレストランに行って、昼食のために順番待ちをしたい旨を伝えた。と、そのレストランは、なんと、完全予約制らしくて、受付の男性が言うには、「本日は予約がいっぱいで、どなたもテーブルを取れません。」それで、思ったより格式ばっているので驚いて、私は、では、翌日はどうなのだ、と聞いた。と、その受付の男性は、「明日であれば、朝の9時半か、昼過ぎの2時半の予約であれば、お取り出来ます。」ということだった。だから、私はすぐに、2時半の予約を取った。旦那が、喜んでくれるといいですね。それで、すぐに土産物売り場にいた旦那のところに戻って、予約をとった旨を伝えたら、旦那は大喜びし、予約を取らなくてはいけないくらいのところだから、万全を期して楽しみたいと思ったらしく、「ホテルからはシャトルバスだから、ドライブのことも考えなくていいし。」「俺は、あそこで、酒をいっぱい飲みたい。」「海賊(←パイレーツ)の洞窟の中の高級レストランで酒を飲んだら、美味いだろうな~~!」と、夢は膨らむばかりだった。だけど、私にはちょっと、気がかりなことがあって、実は、私は、予約を取った日の夕方に、ディズニーランドの近くに住んでいる友達に会う予定でおり、ディズニーランドを抜け出して、ホテルのシャトルバスに乗って、ホテルに戻る予定だった。だから、レストランが2時半の予約にも関らず、シャトルバスの時間が、4時15分だったので、レストランに、1時間半ほどしか滞在できないという計算になり、高級レストランであれば、コースで、2時間くらいかけて食事が出てくるんだろうし、時間が足りるかな?!ということが、大変不安になってきた。それで、友達との約束を、変更しようかなと悩んでいると、旦那が、私を励ますように、「大丈夫だろう。 レストランで1時間半過ごして、4時には待ち合わせの場所に行けるよ。」それで、私も、レストランにも行きたいし、シャトルバスの時間の関係上、友達との約束も変更となると大変なことだし、このスケジュールで押し通そうと思って、友達との約束の時間を、変更しなかった。と、当日、旦那は、本当ーーーーーーーーーーーーーーにこのレストランを楽しみにしていたので、1時過ぎになったときに、「もう、レストランに行こう!」それで、私は、まだ見たいアトラクションがあったので、「いやいや、実はまだ私は、この辺りにある、アラジンが見てみたいのだ。まだレストランに行くには、早いから、つきあってくれ。」と、旦那は、頑として、「ここからレストランまでは、大分かかる。 今から念のために、早く行こう。俺はアラジンなんて、見たくない。」それで、私は、朝からずっと旦那と息子の好きなものばかり付き合っており、私が見たかったのはアラジンだけだったのに、アラジンを一度もチェックできなかったため、「今日は最終日なのよ! 私は今アラジンを見れなかったら、もう二度とアラジンを見れない!」と、旦那は、頑として、絶対に行くつもりがないんですよ。だから、私は、旦那が先日、私をサンドイッチ屋に置いて、勝手に行ってしまったのを思い出して、自分がやりたいことがあるのであれば、自分を押し殺さず、好きなことをやって、後で待ち合わせをするのも、相手への思いやりだと思って、旦那に言った。「別行動にしましょう。」「2時半にレストランで待ち合わせで。」そして、私たちは、別れた。すると、 人気ブログランキングこのサイトからお買い物頂きますと約1%が私のお小遣いになります。【Aポイント+メール便送料無料】アラジン Soundtrack / Aladdin (輸入盤CD)