2006/08/17(木)00:59
アジアカップ予選・イエメン戦
結果としては、格下相手に2-0で物足りない気もしますが、
個人的には、今後の代表に期待を感じる一戦だったと思います。
前半は、評価に値しません。
ドンびきの相手に、突破口をなかなか見出せずに45分間が過ぎました。
何度か決定機もありましたが、そこを決められるか決められないかは、
チームとしての問題よりも、個人の問題だと思いました。
巻くんのヘッドがクロスバーに当たり、
達也くんが詰めていたあたりは見どころありましたけどね。
とにかく、枠に飛ばさなければゴールにはなりません。
そんな中、啓太くんのミドルはしっかり枠をとらえていました。
キーパーにふせがれてしまったけど、
ああいうシュートを繰り返すことが大事だと思いました。
トリニダード・トバゴ戦同様、運動量とパスカットセンスも光ってました。
前半にあえてMVPを決めるとするなら、啓太くんかな。
見ていた人はみんな感じたと思いますが、
後半羽生くんが入って、阿部ちゃんがセンターバック、
闘莉王がリベロ的に自由に動くようになると、
パスコースが開き、選手も動きやすそうでした。
前半は引いてくる相手に、本来ボランチの遠藤くん、啓太くん、阿部ちゃんでは、
それぞれの個性が生きていなかった感じでした。
最終的には、セットプレーの2点しか取れなかったけど、
後半のようなシステムが機能すれば、
もっともっとシュートチャンスが増えると思いました。
出場時間は短かったけど、佐藤ツインズは本来の持ち味を出してくれましたね。
勇人くんは、すばやい判断でチャンスメイクしていたし、
たったあれだけで2本のシュート、しかも1本決めちゃった寿人くんは、すごい!
スーパーサブにはもったいない!
巻くんもフルタイム献身的にがんばっていたけど、
あまり決定機を外すようならば、
背が低くても、達也・寿人のツートップのほうが、ゴールの期待が持てる気がします。
遠藤くんは、過酷なスケジュールとピッチコンディションの悪さ、
さらに不慣れなポジションでかわいそう気もしますが、
セットプレーだけなら阿部ちゃんもいるし、
次の試合のポジションは確定されていないと考えたほうがいいでしょう。
アレックスもしかり。
ゴールにつながった2本のセットプレーは評価するけど、
俊輔くんがいれば、それをカバーするに余りあるし、
まわりがどんどん動くようになれば、
俊輔くんのピンポイントパスがもっと光る気がします。
逆に、啓太くんはしっかりポジションを得たような気がします。
短い練習の中で、オシムの考えを体現できた数少ない選手の一人だと思います。
日本にはボランチで優秀な選手がたくさんいますが、
啓太くんからポジションを奪うのは、けっこう大変ですよ。
阿部ちゃんは、後半のような形で生かされますね。
あと、FKは阿部ちゃんに任せるべき。
もっと自分を出して、「俺が蹴る!」って言ってほしかった。
あ~、またいろいろ書いてしまった。
あくまでJリーグ中継大好きなド素人ですので。すみません。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。