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新潟県の三角点を訪ねるブログ(目標1.000点)

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2024.02.24
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Ⅲ地下城
訪問日 2024年2月17日、晴れ
等級:三等
標高:95.5m
1/25000地形図:栃尾

 ブログのタイトルにもある通り1,000点を目標に新潟県の三角点を訪ねていますが、現在の到達数は約880点、ここ5~6年は年間10~20点(再訪は含めず)程度で遅々として増えていないのが現状です。そこで今年は既に訪ねた三角点のデータと国土地理院の地形図を照らし合わせ、未訪問の三角点(三等以上)をしらみつぶしに洗い出し積極的に訪ねることにしました。とは言え新潟県は広く、出掛けるのが容易ではない佐渡市や上越市から糸魚川市にかけての丘陵地に相当数残っており、近いエリアだけではなく広範囲に動き回り、早く目標を達成したいと考えています。
 急ぐ理由に年齢もありますが、国土地理院が基準点体系分科会(Ⅴ)報告において、「従来の一等から四等までの三角点は、その果たしていた測地網の密度補完並びに公共基準点に対する近傍既知点としての役割が終わることから、少数の三角点を除き今後 10 年程度で測量の基準としての用途を廃止する」と述べており、危機感をつのらせたことに因ります。最近では上越市柿崎区にあったⅢ法音寺(1/25000地形図 柿崎)がおそらく傾斜が原因であっさり廃点になりました。以前なら改埋か移設されていたはずです。
 そのような事情から、好天に恵まれた2月17日、このところの陽気で雪解けが進んでいる長岡市やその近郊のまだ訪ねていないⅢ地下城、堀之内城跡(Ⅲ城山)、Ⅲ雀田の3点と、他に平成11年に再設されたⅢ蓮潟、過去に訪問済みではあるものの同じく平成11年に移設されたⅢ堀金などを訪ねてきました。この記事では容易に行くことができるⅢ蓮潟、Ⅲ堀金の2点は割愛しました。


径はあるが墓地の先が不明瞭
コースタイム:駐車地点(9:22)→Ⅲ地下城(着9:37、出10:19)→駐車地点(10:40)


 Ⅲ地下城に向かうべく長岡市浦瀬町を目指しました。車で集落内をうろうろしたものの駐車に適した場所が見当たらず、少し離れた浦瀬小学校と郵便局の間にある駐車スペースを利用しました。土曜日でお休みのため問題なく留めることが可能で、準備後出発、歩き始めてすぐ「石油の道開削記念碑」(写真)が目に留まりました。


 地形図を見ながらⅢ地下城へ通じるコンクリートの階段を登って行くと、


 注意書きがあり「……。油井戸が点在しています。転落の恐れがあるため立ち入らないでください。」と書かれていました。このような場所は深くて狭い落とし穴のようなものが草に隠れたいたりしますのでとても危険です。できれば行きたくないのですが足元を確認しながら進むことにしました。
 1992年(平成4年)と1995年(平成7年)に黒川村(現胎内市)のⅢ下館(1/25000地形図 中条)を訪ねましたが、三角点近くの山林に昔の油井が点在しており、それらが草に覆われてよく見えずかなり危険を感じました。実際にかなり深そうな陥穽がいくつかあったのを覚えています。現在その三角点は地形図から消失しており、おそらくそれが原因で廃点になったと考えられます。その周辺は臭水油坪跡として知られています。


 階段の先は墓地になっていました。さらにその先で不明瞭な山径(写真)に変わりそれがⅢ地下城の近くまで続いていました。


 さほど労せずして到着、周囲は主に竹林で眺望はありませんでした。


 点名の地下城は長岡市浦瀬町の小字です。この付近に「地下城」と呼ばれる戦国時代の城があったとされますが、この先にもう少し高い場所があり、どこが城跡なのかよく分かりませんでした。


 国土地理院の成果は北緯 37°27′50″.8615、東経 138°54′30″.1818です。今年の1月1日に発生した能登半島地震を受け、国土地理院は新潟県の一部地域(長岡市、上越市等)で成果の閲覧を停止していましたが、2月15日に改定した成果を公表しています。


 すぐ近くに小屋があり、中を覗くと薪が積んでありました。15分ほど滞在した後、のんびり往路を戻りました。(Ⅲ地下城 終了)


堀之内城跡(Ⅲ城山)
訪問日 2024年2月17日、晴れ
等級:三等
標高:146.8m
1/25000地形図:西山

 城山の点名を持つ山は県内に多数あります。ここは国土地理院の地形図では無名ですが、Googleマップには堀之内城跡と記載されており、調べてみると室町時代の城館跡であることが分かりました。通った経路にかすかな踏み跡があった程度で城跡として整備されていませんでした。なお、点名の読みは「じょうやま」です。


取り付きまで積雪がある農道、その先径なし、あるいは不明瞭な踏み跡
コースタイム:駐車地点(11:51)→堀之内城跡(着12:10、出12:47)→駐車地点(13:06)


 浦瀬町のⅢ地下城からⅢ堀金、Ⅲ蓮潟を訪ねた後、国道8号線を柏崎方向へ進み、宮本東方町にある宮本温泉を目指しました。行動図のスタート地点近くにある温泉記号がそれです。除雪してあるのはスタート地点(写真)までで、そこに駐車(2台程度可)せざるを得ず、農道は歩く必要がありました。無雪期は取り付きまで車で行くことが可能です。近くに作業をしている人がいたので、堀之内城跡について尋ねましたが詳しくない様子でした。ついでに宮本温泉が現在営業しているかどうか聞いておくべきでした。


 雪が腐っていて歩きづらいものの、五百川(いもがわ)に沿った農道を歩いて行くと目指す城山(写真)が見えてきました。


 橋を渡り取り付きに到着、尾根よりも谷の方が雪があり歩きやすそうでしたので、そこを登り始めました(写真)。


 途中で尾根に出るとうっすらと踏み跡があるのを確認しました。山頂の手前には城の遺構と思われる空堀(写真)がありました。


 空堀の先、山頂に向かって急斜面を登りました。


 山頂はそこそこ広く、城があったことから人為的に平坦になっていました。ちょうどお昼時でしたのでここで昼食です。


 邪魔な笹を刈り接写しました。保護石も4個揃っており、標石は瑕疵もなく良好でした。


 国土地理院の成果は北緯 37°26′59″.7958、東経 138°43′54″.2417です。細長い山頂で三角点付近は眺望がありませんでしたが、東側へ行くと梢越しにかろうじて長岡市街地方面が見えました。


 復路は尾根伝いに下りましたが、春先のせいか歩きやすく感じました。(堀之内城跡 終了)


Ⅲ雀田
訪問日 2024年2月17日、晴れ
等級:三等
標高:227.7m
1/25000地形図:西山

 本日はさらにもう1点、柏崎市西山町妙法寺にあるⅢ雀田を訪ねることにしました。ここは三角点の近くを送電線が通じているため、巡視路の入口を見つけさえすれば容易ではないかと考えていました。ただ標高が227.7mであるため雪が解けきっておらず標石が埋もれているのではないかという懸念がありました。


送電線巡視路を歩く
コースタイム:駐車地点(13:53)→Ⅲ雀田(着14:21、出14:35)→駐車地点(15:00)


 県道393号線を通り柏崎市西山町妙法寺へ向かいました。県道に沿った集落の途中に「草生水献上場」を示す道標があり、そちらへ進みました。民家が途切れ少し進むと車道の左側に送電線巡視路の入口を示す案内板(写真)があり、その少し手前の路肩の広がっている場所に駐車しました。案内板には「刈羽線 No.53 No.54}と表示されており、No.53方向へ進みました。


 はじめは急なジグザグ登りで、写真のような階段も設置されていました。


 6分ほどで鉄塔No.53に到着、次の鉄塔No.52(写真)が見えました。


 途中、スギ植林地内も通過しました。


 標高約190mのピークに到着、梢越しに西山町方向を望みました。


 鉄塔No.52(写真)を通過すると目指すⅢ雀田のピークが見えてきました。


 三角点は山頂の北西側にありました。


 標石周りを整理し接写しました。点名の雀田は西山町妙法寺の小字です。


 国土地理院の成果は北緯 37°26′06″.1965、東経 138°40′28″.1886です。


 山頂の様子です。左下が三角点標石。その部分は雪がなく助かりました。


 下山後すぐに車に戻らず、車道をさらに先へ進むと、道標や案内板(行動図の道標地点)がありました。中央の白い標柱には「左 旧長岡街道沖見峠へ1,000米 右 やま道草生水献上場へ1,100米」とあり、左の石碑も年代物の道標でした。当初、草生水献上場の見学も考えていましたが、距離があるのでここで引き返すことにしました。


 道標の反対側には馬頭観音(中央)など複数の石仏が鎮座していました。この辺り一面に石油の匂いが立ち込めていました。(Ⅲ雀田 終了)






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最終更新日  2024.03.04 07:56:49
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