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丈ヶ山(Ⅲ竹ノ山)
訪問日 2024年6月15日、晴れ 等級:三等 標高:571.6m 1/25000地形図:新井 丈ヶ山(たけのやま※)は上越市板倉区にあるお手軽登山の山で、登山道は猿供養寺(さるくようじ)ルート、栗沢ルート、林道ルートがあり、容易なのは林道ルートですが、山寺薬師など見どころの多い猿供養寺ルートか栗沢ルートが一般的かと思われます。2019年(令和元年)9月5日の新潟日報の記事に「身の丈の幸せ 地蔵に願う」のタイトルで紹介され、気になっていた山の一つでした。 ※山名について コンサイス日本山名辞典や武内正著「日本山名総覧」には「たけがやま」になっていますが、新潟日報の記事や上越市板倉区の寺野地区を紹介するパンフレットには丈ヶ山に「たけのやま」のルビが振ってあり、このブログもそれに倣っています。この山行記録は、一部寺野地区や山寺薬師のパンフレットも参考にしまています。 登山道、農道、林道を歩きました コースタイム:駐車場(12:01)→山寺薬師(着12:05、出12:19)→丈ヶ山(着12:36、出13:04)→農道分岐(着13:18、出13:21)→駐車場(13:36) 南葉山縦走の翌日、妙高市の林道五日市線終点近くに止めておいた車を回収し、上越市板倉区東山寺(ひがしやまでら)にある山寺薬師へ向かいました。参道の近くに広い駐車場(写真)があり、数十台は留めれそうです。時刻は12時でお手軽登山にちょうどよい機会でした。 山寺薬師の参道の様子です。杉並木は樹齢700年を超え、石段は209段あるとのことです 参道の脇に点在する石仏の表情がとてもかわいらしく、好感が持てました。 山寺薬師の本堂に着きました。今回も含め3回は訪ねていると思いますが、丈ヶ山に登るのは初めてです。左に納経堂がありました。先ず、薬師如来、阿弥陀如来、釈迦如来を参拝、これらは新潟県の文化財に指定されています。 本堂の後ろに風神洞がありました。 さらにジグザグの小径を3分ほど登ると日吉神社の奥社があり、見ざる聞かざる言わざるの三猿が祀られていました。 参拝後、登山口に向かって歩き始めました。墓地の脇に立派な道標がありました。 西へ向かって幅の広い道を歩きました。 登山口に到着しました。写真左の道標には「・猿の終焉の地、・丈ヶ山猿供養寺登山口」と記されており、写っていませんが車道側の道標には「・猿供養寺跡、・聖の岩窟、・丈ヶ山栗沢登山道」とありました。猿供養寺跡は集落名の由来となった伝説のお寺の跡です。 登山口から2分ほどで「サル終焉の地」に到着、猿供養寺伝説に登場する2匹の猿が、ここで穴に落ちて死んだと推定される場所です。 径は鬱蒼とした林の中を進みました。急な登り坂には歩きやすいように石段が設けられていました。 さほど苦労することなく山頂に到着、山頂標識の他に「身の丈地蔵」と名付けられた石仏が鎮座していました。山頂には人為的に作られたと考えられる盛り土部分があり戒壇の跡らしいとのことです。 三角点標石はお地蔵様の後ろにあり、 補修されていました。点名は竹ノ山(たけのやま)です。 国土地理院の成果は北緯 37°00′57″.4293、東経 138°20′22″.5860です。 眺望は、空気の澄んだ日は素晴らしいはずですが、当日はどんよりしており北西方向に昨日登った南葉山塊が見えました。 南西は妙高山(写真左)や火打山、 南東に黒倉山・鍋倉山が見えました。暑い日でしたが、心地よい風が吹いていました。 山頂から少し先へ進むと分岐があり、聖の岩窟(ひじりのいわや)へ下山できるようになっていました。栗沢ルートです。筒方登山道は林道ルートです。 聖の岩窟へ下山したかったのですが、径に草が被っており(写真)当日はTシャツでしたので、林道ルートで下山することにしました。 数分で作業道の終点に到着。軽トラならここまで入ることができそうです。 作業道をしばらく歩くと農道に出て、すぐに林道丈ヶ山線に着きました。林道は舗装されており、駐車スペース(写真)もありましたので、ここまで車で来れば容易に山頂へ登れます。しかし、味気ないものになります。 林道の途中、丈ヶ山が見えました。 最後に延命清水に立ち寄りおいしい水をごちそうになりました。新潟県の銘水百選に選ばれており、「どんな気候であっても水量は変わることなく」と紹介され、人気があるようで先客がいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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