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カテゴリ:雑記
今日の朝5時から放送された「アートドキュメント 神坂雪佳」の始まりは、こうでした。
「2001年春、『ル・モンド・エルメス』の表紙を、初めて日本の画家の作品が飾った」 リモコンを画面にぶつけてやりたいくらい、不愉快になりました。 外国人が褒めるから良いと思うんですか。 なんと下品な。 日本人は自国の美しい物を外国に認めてもらわないと誇れない民族に成り下がったのですね。 こうしたことは今に始まったことではなく、去年京都近代美術館の企画展に取り上げられた、 江戸時代の絵師である伊藤若冲も、長い間一部の人を覗いた日本人に忘れられていましたが、 アメリカ人のコレクターであるジョー・プライスによって日本人が再評価しました。 また、浮世絵も日本の焼き物を海外へ輸出するときの緩衝材として使われたことがあるそうです。 最近のことだと、今の日本女性の黒髪ブームは、白人女性達の黒髪ブームに端を発したと 指摘している人がいます。 番組は、「日本では忘れられた存在となっていたが、海外で高く評価され、 近年日本でも注目を集めるようになった」と解説していました。 実は私も2002年という「近年」になって知ったので、大きな顔はできませんが。 私が神坂雪佳を知ったのは「週刊日本の美をめぐる」(全50号)です。 古代から近代までの日本の美術についての雑誌で、約1年かけて発行されました。 この9号目「洗練の極地光琳と琳派」p33に掲載された、 5cmほどの、たった2枚の絵は不思議と私を魅了しました。 その絵を印刷した絵葉書を買って、自分の部屋に飾っったりもしています。 神坂雪佳(かみさかせっか)は京琳派最後の作家と言われています。 琳派(りんぱ)とは、尾形光琳の流派という意味です。 昨日の晩、インターネットのテレビ番組表で偶然この番組を見つけたので録画してみました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年03月04日 14時06分11秒
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