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淡々堂

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 蟹のようなYOSHIKIの背筋や、シオマネキのようなHIDEやPATAの右腕もまた、わかりやすいし。(p.44 文市川哲史)

 YOSHIKIはYOSHIKIで、TOSHIは「幼馴染みの上に戦友」なのだから、その信頼感は尋常ではなかったろう。だからこそ、100回歌わせても冷静にボツを出し、あげくTOSHIが喉から出血すると「このままじゃTOSHIが死んじゃう!」と泣くという、めちゃくちゃなパラドックスまで現出させた。(p.107 文:市川哲史)


期せずして、抜き書いたところが市川哲史さんの文ばかりになってしまいました。
市川さんの文が一番X JAPANに対して遠慮がなかったので、おもしろかったのです。
YOSHIKIとHIDEとPATAの体をカニに譬えたのには度肝を抜かれました。

2008年4月12日の日記に書きましたが、市川哲史著『私が「ヴィジュアル系」だった頃。』もおもしろいです。

『音楽誌が書かないJポップ批評(52)X Japanの全軌跡 別冊宝島』宝島社、2008年3月、本体価格 648円






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最終更新日  2009年08月08日 23時45分45秒
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