淡々堂

巻き寿司を作りました。
祖母の助手をして作ったことはありますが、自分１人で最初から最後まで作ったのは初めてです。

祖母は私の作った巻き寿司を食べて、「よかった」と言いました。
孫だからといってなんでも「おいしい」と言う人ではありませんので、まずまずのできだったのでしょう。
及第点が出てうれしいです。

私自身は昔から巻き寿司が好きではありません。
巻き寿司一切れをそのまま食べることができないからです。
口が小さいなどという理由ではなく、巻き寿司の具は、私にとって一緒に食べたくない組み合わせが多いからです。
祖母が作ってくれた巻き寿司には、かんぴょう・しいたけ・高野豆腐の煮物、三つ葉のゆでたの、ちくわ、卵焼きの６つを入れます。
私の食べ方は、まず、具を１種類ずつ箸でつまみ出して食べます。
順番は何でも良いのですが、高野豆腐、ちくわ、卵焼きは確実につまみ出さねばなりません。
かんぴょう、しいたけ、三つ葉は、つまみ出さなくても米や海苔と一緒にでも食べられます。

このように、私は巻き寿司を結果的に巻き寿司ではなく食べています。
自分で作ったとしても、このような食べ方です。
自分で作ったら快く食べられるのかと一縷の望みがあったのですが、一口目で挫折しました。