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カテゴリ:本
公園について大不満をもう一つ。青々とした芝生地の真んなかに「ゴミを捨てるのはやめましょう」と書かれた立て看板がありますが、私には看板こそがゴミに見えます。ドイツ流にいうと、看板は「私の目に対する侮辱である」となります。ドイツでは、美しくないものを見なければならないというのは、人間に対する侮辱なのです。(p.71)
ドイツの有名な諺に、「Ordnung ist das halbe Leben(オルドヌング イスト ダス ハルベ レーベン)」というのがあります。この意味は「整頓というのは人生の半分に当たる」というものです。つまり、整頓というのはそれほど大事なもので、ドイツ人にとっては人生そのものなのです。(p.153) 日本では考えられないことですが、ドイツの学校には父母の参観日がありません。そんなことをすれば苦情が殺到します。親にはそれぞれ仕事があり、自分の生活があります。親は、学校が指定した日に、なんで生徒の親が全員行かなければならないのか。それに、先生と子どもの間のリズムが狂ってしまうし、子どもだって誰も喜びはしない―参観日はとても不自然なことと思っているのです。学校も親に何かをさせるといった負担をかけないようになっています。(p.223) サンドラ・ヘフェリン『浪費が止まるドイツ節約生活の楽しみ』光文社、2000年8月30日、829円(税抜) 著者はドイツ人と日本人のハーフです。 引用1、公園の看板はまったく同感です。 「私の目に対する侮辱」とは強い言葉ですが、私が漠然と感じていたことを言語化するとこのようになるのだと気づかされました。 引用2、整頓は人生の半分というのも、肝に銘じたいと思います。 私は整頓が好きな方ですが、それは捜し物に費やす時間が憎いことと、目から入る情報量を制限したいからという2つの理由があります。 引用3、そうなんだなあと思いました。 ドイツ節約生活 http://sandra.hypernomad.net/index.html ハーフを考えよう http://half-sandra.com/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年11月13日 18時15分04秒
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