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カテゴリ:本
彼女が電気を順番につけて行くにつれ、家に命がともっていくようだった。(p.146)
住野よる『君の膵臓をたべたい』双葉社、2015年 引用文の表現が気に入りました。 同じ表現をどこかで以前に見たことがあった気がしますが、今となっては出典がわからなくなったので、この本から引用し、ここに記録します。 この本は、私には賞味期限が切れていたようです。 人と人とが関わることによる内面の変化をテーマとした小説に没頭するには、私はすれすぎてしまいました。 また、作中には高校までの国語の授業では習わないような熟語がたまに使われていますが、文体から浮いて見えて、知っている語彙をがんばって使っているかのような感じを受けてしまいました。 まったく面白くないこともないですが、「小説を書くのって難しいんだなあ」と思わされる部分が散見していたのも、私が小説の世界に没頭することを妨げた要因の一つです。 私が読んだのは2015年に発売された単行本ですが、2017年に文庫化されました。 2017年には漫画化&実写映画公開、本年7月27日には双葉社ジュニア文庫から原作のすべての漢字にふりがなが付いたバージョンが発売される他、9月1日には劇場アニメも公開予定です。 大人気です。 「人間関係は大事だよ」「人間はいつ死ぬのかわからないよ」ということを学ぶためには良い題材だと思います。 劇場アニメ「君の膵臓をたべたい」2018年9月1日(土)全国ロードショー http://kimisui-anime.com/ 君の膵臓をたべたい [ 住野よる ] 君の膵臓をたべたい Blu-ray 通常版【Blu-ray】 [ 浜辺美波 ] 君の膵臓をたべたい(上) [ 桐原 いづみ ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年06月06日 23時14分14秒
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