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カテゴリ:名付け・命名漢字9画
【香】
音読み:コウ・キョウ 訓読み:か・かお-り・かお-る 常用外慣例:かぐわ-しい・こう-ばしい・ 《人名・名乗り例》か・かおり・かおる・かが・たか・よし 《分類》会意文字 《画数》9画 【解字】[1]「黍(きび)」+「甘(うまい)」から成り立つ漢字。穀物である黍(きび)を煮た時に伝わる、こうばしくて良いにおいを意味する。 [2]「黍(きび)」+「曰(エツ・いわく)」から成り立つ漢字。「曰」は、神に捧げる祝詞(のりと)を入れる器を指す。供え物である「黍(きび)」と合わせて、神に捧げて祈るという意味。 ◎香という漢字は、前回取上げた「斗」と同様に、“たまひよ”名前ランキング2006の「漢字ランキング」で、女の子の名前部門第8位にランクインしている人気の漢字です。「紀香」さんとか「静香」さんというように、名前の後ろに付ける“止め字”としても使われますが、「香織」さんや「香澄」さん「香介」くんなどのように、名前の初めの字としても使われます。この使いやすさと、香という漢字のイメージが相まって、人気の名付け漢字となっているのでしょうね。 ◎ただ、名付けに使いやすい漢字であることが、間違った名付けにつながるという危険性も持ち合わせているという点にも注意が必要です。特に、“止め字”として使う場合には、どの漢字と組み合わせるかが問題なのです。これは、何も難しいことではありません。香が持つ“かおり”という意味とつながりのある名前にすれば良いのです。“止め字”として使う場合は、名前の読み・名乗り(名のり)を優先して漢字を優先する場合が往々にしてあります。 ◎たとえば、「はるか」という呼び方で名前を付ける場合、「はる」と「か」に分けて名前の漢字を選ぶことが多いですね。この場合、「はる」と読む漢字には、「春」・「遥」・「遼」・「元」・「治」・「榛」・「羽瑠」・・・・・・などがあります。これらの漢字に香という漢字が合うかどうかということが肝要なのですね。今ピックアップした漢字と、香との相性は概ね良いのですが、「○香」という組み合わせの中には、合わないものが結構あります。もちろん、名前の漢字の組み合わせだけで運命のすべてが決まるわけではありませんが、できれば相性の良い組み合わせにしたいものです。 ◎また、香というものは、空気や風に乗って漂うものです。ですから、生年月日が持つ守護星や姓(名字)などのファクターが、ともに安定感に欠けるものであった場合も、不安定な性格が強まる可能性があります。良い方向に出る場合は、チャレンジ精神やフロンティア精神が豊かなキャラクターが発揮されることもあります。 ◎実例を挙げて、トリノオリンピックの金メダリストである、プロスケーターの荒川静香さんの場合を見てみましょう。 《荒川静香さん-命式》 天干星 地支蔵星 1981年 年柱 辛酉 比肩 比肩 12月 月柱 庚子 劫財 食神 29日 日柱 辛巳 ** 正官 (生時未詳) ※:身体的特徴から生時も推察できるのですが、ココでは除外します。 《荒川静香さん-姓名判断》 ・天画(荒+川) 12画[木](15画[土]) ・地画(静+香) 25画[土] ・人画(川+静) 19画[水] ・外画(荒+香) 21画[木] ・総画(荒+川+静+香)37画(40画) ※:()カッコ内画数は、一部流派が用いているものです。 [以下は、陰陽五行推命と姓名判断の結果でして、四柱推命および従来の姓名判断と同様のものではありません](※:私どもの占術研究と実践診断から得た情報を元に書いております)。 ◎彼女は「辛巳」の日生まれですから、守護星は「金性(陰)」になります。「金性(陰)」生まれの人は、感受性が豊かな部分を持っていますが、基本的に受動的で神経質なところがあります。また、生日を取り巻く星には、強い行動力に結びつくものはありません。全体的には、周りのサポートを期待して、能動的には行動しないタイプです。言わば、お姫様のような女性ですね。同じ星を持つ有名人に、吉永小百合さん(女優)、篠原涼子さん(女優)などがいらっしゃいます。 ◎このようなキャラをベースに持つ彼女が、スケートに専念して金メダリストにまで登りつめたのには、名前の効果が有ったのです。「荒川」という姓にはアクティブさが、そして「静香」という名前には粘り強さが表れています。生まれ持った受動的な星が、姓名が持つアクティブさにサポートされて、銀板のプリンセスとなり、女王にまで登りつめたのですね。 ◎荒川静香さんの運勢は、従来の姓名判断でも、四柱推命でも、六星占術でみても、決して良いとは言えないものです。ひいき目にみても、ソコソコの運命と判断されるでしょう。なのに、彼女の人生を充実したものにしているのが、彼女の努力と意志の結果であることは間違い無いことです。しかし、その下支えとなっているものに、彼女の名前が持つパワーあるのではないかと思います。 ◎今回は、前回の記事のような「名前例」を挙げていませんが、実例をもとに名付けのヒントになるものを書いてみました。しかし、これは名付けにおけるホンの一例であって、すべてというワケではありません。これからも実例を出しながら、名付けのヒントになることを公開していきたいと思っています。ただ、姓名判断に関して中途半端に知識を持っておられる方や、姓名判断を職業とされている方には、あまりオススメできません。その理由につきましては、新設ブログである『占いブログ☆ルネッサンス別館―占いブログポータル―☆』に書いておりますので、よろしければご一読くださいませ。 《関連ブログ》:当ブログは、以下のブログと連動しております。よろしければ、ご訪問下さいませ。 ・『名付け(名づけ)・命名の辞典&字典☆[イメージ別分類編]』 ・『《名付け(名づけ)・命名の辞典&字典☆[画数別分類編]』 ☆このブログは、「ブログランキング」に参加しています。よろしければ、応援クリックをお願いします。 ・・・最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。《再見!》 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/02/24 08:17:50 PM
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