2010195 ランダム
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第6話 コンビ結成

第6話 コンビ結成

やっと会えた、写真の女性ミサトとシンジ。
使徒から逃走した彼らが今どうしているかと言うと・・・・・、

「どうして、あんな図体してて、こんなに早いのよ!!!」

「一歩一歩の歩幅が大きいんじゃないですか?」

・ ・・・・・・・・・・まだ、漫才を続けていた。

「しつこいですね、あの怪物。」

「ヤツは使徒って言うのよ。」

「使徒?」

「そう、使徒。天使の名を持つ人類の敵。」

「逃げながらじゃなければ、格好良いセリフでしたね。」

「やかましい!もっとスピード出ないの、これ?」

実は、彼らはトライチェイサーに3人乗りをしていた。
ミサトの乗っていたルノーは、戦場をくぐり抜けてきたダメージのために途中で動かなくなってしまったのだ。

ホットウィール キャラウィール:CW5「トライチェイサー2000」

ホットウィール キャラウィール:CW5「トライチェイサー2000」

修理しようにも、すぐ後ろを使徒が追ってくるため、やむなくミサトをトライチェサーに乗せ、3人乗りのまま逃げ続けて、現在に至っている。
(注:良い子は真似しないで下さい。)

「本当はもっとスピードが出る筈なんですけど・・・・・、葛城さん、体重何kgですか?」

「はっ倒されたいの?」

これまでの逃げながらの会話で、どうやらミサトはライダーがシンジの変身だとは気づいていないらしいことが分かった。
実は、スピードが出ない理由は重量オーバーではなく、3人乗りのためバランスが悪いせいだったりする。

「このままじゃ、ジリ貧ね。」

「白旗でも揚げますか?」

「ふっ、こんな事もあろうかと定刻までに戻らなければ応援を出すよう、本部には連絡してあるのよ!大丈夫、すぐに助けが来るわ。」

「本部?定刻?何ですかソレ?
だいたい葛城さん、待ち合わせの時刻に2時間以上遅れてきてるじゃないですか!
定刻なんてとっくに過ぎてるんじゃないですか?」

「・・・・・・・・」

シンジに救出された少女、ナツキは、この状況で漫才を続ける二人に挟まれ、涙を流し続けていた・・・・・・・・。

つづくよ。


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