なめこ先生の我ら食べ鉄道中記

2022/02/13(日)11:04

阿波尾鶏トロッコ駅弁(藍よしのがわトロッコ さとめぐみの風車内)

車内販売(13)

鶴屋の駅弁大会は、2022年になってから初の本格的遠征でした。今回は感染を予防する目的から、お店に入るときはアルコールで手指を念入りに消毒をするだけでなく、マスクも二重にして対策を強化して行ってます。また、滞在時間を極力カットするなど、ダラダラした行動は避けて密を回避した行動も意識してきました。 今回のお目当ては、藍よしのがわトロッコの車内限定で販売されている阿波尾鶏の駅弁です。徳島の駅弁は嘗ては地鶏の駅弁が徳島駅や貞光駅などで販売をされていたのですが、6年前に業者が撤退をしてからは沖縄と並び駅弁空白県となっていたのです。徳島に駅弁が戻ってきたのは、一昨年の藍よしのがわトロッコの運行開始からで、今まで売られていた鶏めしを基に調製されているものになります。 この駅弁は阪神の駅弁大会で実演販売をされていたものですが、鶴屋でも実演販売がされていました。駅弁の中身が詳細に書かれているので、購入者にとっては分かりやすい説明ですごく丁寧な仕事ぶりを感じます。 弁当の掛け紙は、トロッコの基調となるカラーを踏襲した色彩で統一されています。爽やかさを感じさせる吉野川の水色と藍色です。 お弁当の中身はこちら。おかずの内容は以下の通りです。 ・でこまわし(じゃがいもの味噌田楽) ・ひじき煮 ・切干大根 ・ピリ辛きゅうり漬け ・阿波尾鶏の塩焼き ・鶏肉そぼろ・玉子そぼろのせ御飯 ・みまからドレッシング ・すだち果汁(車内販売ではハーフカットされたすだちが入ります。) ・紅生姜 写真はすみません(><)。でこまわしと紅生姜をフライングして食べてしまってから撮影をしました。何せ前日から胃の調子があまり良くなく、胃腸を整えるために柔らかいものから食してしまいました。 おかずは素朴な味付けで、ご飯との相性のよい家庭で食べるような味付けに仕立てられていました。阿波尾鶏についても〇。阿波尾鶏は徳島を代表する地鶏で、肉質のしっかりした食べ応えのある濃厚な味で、肉の量についても満足できるものだと思います。 また、味を変えて食べられるようすだちとドレッシングが入っているのが特徴で、すだちをかけるとさっぱりとした味に変わります。ただ問題はドレッシング。この味については賛否両論あるかなあと・・・。ドレッシングは玉ねぎをベースとしたもので、鶏肉につけて食べてみましたが、玉ねぎの味でかえって鶏肉のよさが消えてしまった感も。ただ、お好みで使えるように別添えにしているのは賢明な判断であると感じます。出来ればドレッシングは持ち帰って生野菜にかけて食べるのもありかもしれませんね。 この弁当の調製元は栗尾商店さんで、「うず芋」など鳴門金時を前面に押し出した芋菓子を製造しているお菓子屋さんなのです。ですが、お菓子屋さんが駅弁を作っていることは今や珍しい時代ではありません。地元の活性化のために復活した駅弁でもありますから、トロッコについては情勢が落ち着いたら乗りに行きたいなあと思います。 ※トロッコの車内ではお店のある貞光で積み込まれてから販売されます。乗車日の4日前までの予約が必要になりますので注意が必要です。 (有)栗尾商店 〒779-4101 徳島県美馬郡つるぎ町貞光字馬出47-10 Tel:0120-38-48-58 受付時間:9:00~17:00(予約は平日に行ってください。) 栗尾商店HP ​http://www.kurio.jp/​

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