|
カテゴリ:JR四国ものがたり列車
6回に分けてお送りした大洲編は前回で完結しましたが、せっかくのバースデーきっぷを有効活用しないともったいないということで、翌日に欲張って双海編にも乗ってきました。予約制の食事も頼むことは可能だったのですが、双海編では敢えて食事なしで乗車しました。ものがたり列車は全体的に乗車率が高く、売り切れの列車も多いことから、長期休暇などピークシーズンのときにはなかなか予約が取りづらくなっています。そんな中でも運行間際にキャンセルが発生して切符が取れる場合があります。ただ、こういうケースになりますと、4日前までの予約が必要な食事が食べられないといったことになりますので、それぞれの列車では車内での軽食やスイーツを充実させて補完をしています。これは本当にありがたいです(^~^)。
そこで双海編の乗車記はおまけとして、予約制の食事が取れなかった場合の楽しみ方や車内販売の活用法について書いてまいります。 双海編は伊予大洲から始まります。接続の宇和海9号から乗り継ぐとすぐの発車です。 伊予灘ものがたりの車内メニューは特にアルコールやコーヒー、紅茶などの飲み物、おつまみ、スイーツ類が充実しています。予約制の食事を頼まない場合は、軽食として割り切って乗るとよいでしょう。おつまみは本格派のものを注文することが出来るので、日本酒や焼酎と合わせて楽しむのもいいですね。 メニュー表はおススメ商品については、テーブルに備え付けのものにも書いてあります。特に人気が高いのは季節によって内容が変わるらぶかんです。この他にもタルトやケーキの種類が多く、別腹で楽しむお客さんは多くいます。タルトやケーキはコーヒーや紅茶のセットも選べるので、セット価格だと1000円です。アイスクリームやプリンもあります。 この他、道後編で提供されるアフタヌーンティーで飲める「伊予灘 view tea」が別に注文できます。伊予柑の果皮をブレンドしたオレンジティーで、これは一度飲んでみたいですね。和菓子も勿論、揃っており、こちらは抹茶とのセットがよろしいでしょう。 管理人が当日食したメニューはこちら。ローストビーフとミニキッシュのセットと温州みかんジュースです。ローストビーフとキッシュはヨーヨーキッチンの牛川料理長の謹製で、八幡浜編のレストラン門田が提供するミニフレンチコース(ローストビーフが必ず入ったコースです。)よりも気軽に楽しめます。味も確かなもの。醤油ベースのソースと肉の味との相性は抜群で、肉本来の味を堪能できる本格派のローストビーフでした。満足度は高かったですよ(^~^)。ただ、如何せん量が。ふわふわのキッシュがあるとはいえ、あくまでもおつまみですので、軽食として考えるならばケーキもしくはタルトのセットは追加する必要があるかもしれませんね。ケーキセットは昼御飯の予算のこともあって手控えました。管理人は乗車後、松山市内へ直行し昼をしっかりと食べ直すことに・・・。 おつまみはこれ以外にも、キッシュの単品や牛川料理長がセレクトしたおつまみセット、じゃこ天など日本酒や焼酎に合うものが用意されているので、こちらでも十分に楽しめる内容です。特に焼酎は栗焼酎がありますので、飲む価値は十分です。栗焼酎は次回の乗車記で述べる志国土佐時代の夜明けのものがたりで「ダバダ火振」が飲めるようになりましたが、伊予灘でも媛囃子の5年古酒が飲めることから、アルコール類のメニューについてもブラッシュアップかつプレミアム化が図られています。さらに、そらまめの焼酎も飲むことが出来ますのでこれは悩むところですね(^^;)。 車内販売は最小限のものを選びました。前日に夜明けのものがたり開花の抄で結構使ったので、500円のよもぎあられを家に持ち帰りました。お土産は名物の一六タルト(伊予灘オリジナルパッケージです!)や坊っちゃん団子、志ぐれなど、品数は結構充実しているので、時間がなくてKIOSKや土産店に行く余裕がない場合には重宝します。支払いは終点に着く前に一括して清算をする方式で、千年ものがたりはこの方式が採られています。伊予灘のオリジナルグッズもここで買うことが可能です。スマホケースやパスケースなど、実用品が充実しました。 左は双海編のおもてなしでもらったプレゼントで、伊予市特産のびわ葉茶です。ビタミンCを補給できる健康茶で、マイルドで飲みやすい味でした。 双海編は伊予上灘にも10分ほど停車し、駅で物販を購入することができますが、この駅のメインは犬と猫ちゃんの駅長とのふれ合いです。生憎の雨でしたが、3匹ともに元気でお客さんとのふれ合いを楽しんでいました。大洲編では味わえない地域の方との交流もできるんですよ。 双海編のまとめに最後入ります。 予約制の食事を取らずに車内で済ます場合でも予算は十分に確保しておいた方が無難です。車内で飲食できるアルコールやスイーツの品数が充実していること、車内販売で売っている品はそこそこ廉価で買えることから、欲張ってしまうと事前予約制の食事以上に足が出るリスクも出てきます。伊予灘ものがたりのホームページには車内に置いてあるメニューがダウンロードできますので、旅行前に予め買うものを決めておくとよいでしょう。 また、食事は和洋折衷のお重(内子にあるレストランからりのプロデュース)で品数が多く、温製料理もグレードアップしていますので、満足して頂けることは確実です。双海編と八幡浜編は食事が一番豪華でかつ料金も一番高いので、ものがたり列車の乗り潰しで欲張るなら、食事をどうするかこれは考えものになると思います。潤沢な予算があれば贅沢も可能ですが、普通は予算が限られますので、その中でやりくりして楽しめる方法を絞っていくことも四国の旅行では大事だと本当に感じます。 普段忙しい日常を忘れさせてくれる列車が、伊予灘ものがたりに代表されるものがたり列車です。皆様なりの楽しみ方を一度乗車して体験してみましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.05.07 17:22:33
コメント(0) | コメントを書く
[JR四国ものがたり列車] カテゴリの最新記事
|